水を飲みたい
「10」
私は、水を飲んでいる。
味もなにもない、ただの冷たい水。
「30」
おいしくはない。だけど、飲まないといけない。
「50」
飲まないと、いけないんだ。
そうしないと、私はもう生きていけない。
「70……うっ」
気持ち悪い……水の飲みすぎも悪いね……。
「90」
うう……寒い……。
体が冷えて、手が凍えて、つま先の感覚がない。
「110」
一度目を閉じて、また開く。
「あれ、電気ついてたっけ……?」
なんだか目の前が明るい。
白で塗り潰されたみたいに、なにも見えない。
「さ、寒い……も、もう、火にあたっても平気そうなくらいだ……」
体全体の感覚が消えて行くのを肌で感じる。
この白い世界で寒い感覚。痛みのない感覚。
「大雪みたいだな……」
まだ110。
もっと、もっと、水が、飲みたい。
体が動かないけど、私はまだ、水が飲みたい。
Thank you for reading!
解説
今回は水を飲みたい少女のお話。
単刀直入に言うと、10~110の数、これは薬の数です。
この少女は、薬を水と一緒に飲んでいたのです。
目の前が白くなったり、寒くなったりもオーバードーズの状態を表しています。
きっと少女は死のうとして、薬を大量に服用していたのでしょう。
だから少女はもっと飲みたいと言っていました。
まあこんな感じです。
ちなみに今の技術だとオーバードーズで死ぬことは滅多にないです。
気持ち悪くなって吐いたり、フラフラになって転ぶとかでしょうか。
転んで打ったところが悪かったら最悪して死に至りますが。
ですがまあ、皆さんはオーバードーズを起こすような薬の飲み方はやめましょうね!
また沢山の意味怖を投稿していくのでブックマークや評価をしていってね。




