抱いてほしい
俺は、最近悩みがある。
それは会社でのことなのだが、後輩の子に嫌がらせを受けている。
一応僕が上司だと言うのに、間違えている書類を直させたら「パワハラ」だったり、「ひどい」なんてことを言ってくるのだ。
間違えた書類を直させるのは普通。それが仕事なのだ。
なのにそれもわかっちゃいない。
そして、今日は本格的な嫌がらせをしてきた。
仕事から帰ってきたら、その後輩から俺宛に箱が届いたのだ。
ピンク色の箱。
見るからにプレゼント箱に見えるそれだが、後輩からの物だ。
どんな物が入っていてもおかしくはない。例えば毒の入った食べ物とか。
まあ、開けてみないからには何が入っているかはわからない。
とりあえず開けてみるしかない。
そう思い、俺は目の前の箱を開封する。
中に入っていたのは大きなくまのぬいぐるみと可愛らしい手紙だった。
俺は手紙を手に取り、中を確認する。
『かわいいくまのぬいぐるみゲットできたのであげます!❤
私だと思って抱いてください❤❤』
と、書いてあった。
とてもあいつとは思えない内容だ。
本当ならば捨ててしまいたいが、ぬいぐるみに罪はない。
俺はそう思いぬいぐるみを持ち、ベッドに向かう。
仕事終わりで疲れていたので、寝ようと思う。
そして、ベッドに寝転がり、その大きなくまのぬいぐるみを前にし、ギュッと抱きしめた。
その後、一瞬にして目の前が暗くなり、視界は暗転する。
意外と寝やすいな。
Thank you for reading!
解説
今回のは少々捻りの入った内容のものですね。
まず、キーとなってくるものは手紙に書かれていたこと、そして後輩が主人公にどういう態度を取っているかです。
はい、最初に思い出してみましょう。
主人公の後輩は主人公のことが嫌いです。
まあ、それは見れば一目瞭然だと思います。だって、仕事を頼んだだけで怒ってくるんですよ。
そして、それが急に変貌し主人公にプレゼントを送っていると言うのが不思議なポイントになって来るかと思います。
手紙の内容を思い出してみましょう。
『かわいいくまのぬいぐるみゲットできたのであげます!❤
私だと思って抱いてください❤❤』
くまのぬいぐるみをただあげただけのように見えるかも知れませんね。
ですが、先ほどお話した通り、彼女は主人公が嫌いです。
なのにどうしてプレゼントを送るのか。
とても単純なことです。
それは、主人公を殺したいから。
主人公がプレゼントを開ける前のことを思い出してください。
「どんな物が入っていてもおかしくはない」
と言っています。
ですので、そのくまのぬいぐるみになにが入っていてもおかしくはないですよね。
例えば……刃物とか。
これにまんまとハマってしまった主人公はきっとお腹に刃物が刺さって死んでしまいますよね……。
当たり所によっては少し生きているかもしれませんが、話方的に独身っぽいですから誰も訪れませんよね。
いやー、女性って怖い……((゜Д゜ll))
また沢山の意味怖を投稿していくのでよかったらブックマークや評価をしていってね。




