信号
私は生まれて初めての自殺を目にした。
それは私が高校生の時。
学校に歩きで向かっていると、信号がギリギリで青信号が赤信号に変わってしまったので仕方なく待っていた時だった。
私の周りにも人がいて、白い杖を持ってサングラスをしている人や、朝にランニングをしている人だった。
そんなとき、携帯の音が鳴った。
ピーポ、ピーポ、ピーポ
と。
私はすみませんと周りにも言った後、急いでバッグの中の携帯を探した。
不幸なことに、下辺りにあって上手く取れない。
私が急いで探していると
バアン
と物凄い音がした。
私は反射的に音のした方を見ると、さっきまで白い杖片手にサングラスをして立っていたおじさんが道路の真ん中で車に引かれていたのだ。
私は、自殺したのかな?と思ったが、光景が怖すぎて少しの間硬直していた。
すると信号が
ピーポ、ピーポ、ピーポ、ピーポ
と鳴った。
Thank you for reading!
今日だけで200PVを越えていてビックリしました。
やっぱ投稿は命ですね。
でも!!!ブックマーク登録も評価も感想も、一件も来とらんのよ……。
解説
まずは皆さん、主人公の携帯の音の「ピーポ、ピーポ、ピーポ、ピーポ」と言うのと信号の「ピーポ、ピーポ、ピーポ、ピーポ」が同じだと気がつきましたよね?
それを踏まえて、自殺したおじさんを想像しましょう。
白い杖片手にサングラスをした人。
勘の良い人ならこの人が盲目だと分かりますよね。
盲目なら、音を頼りに動きますよね。
要するに、おじさんは主人公の携帯の音を信号が青になったと勘違いを起こし、赤信号なのに渡ってしまったと言うわけです。
個人的に、これ知ったの最近なんですよね。
また沢山の意味怖を投稿していきますので良かったらブックマーク登録や評価をしていってね。