ゆで卵
ワシは今75歳のじいさんだ。
ワシには息子、孫がいる。
息子は親思いで良くワシを心配してくれてよく家に戻って来てくれた。
そして息子の娘の孫。
こいつぁ可愛い。
生まれたときは本当に嬉しかった。
自分の息子が愛する人を見つけて1つの命を作ったから。
その孫も息子と一緒によく遊びに来てくれた。
最近言葉をよく理解し始めたらしいので今日、遊びに来てくれるそうだった。
「おじいちゃんおはよー」
「うん、おはよう」
元気よく挨拶しに来てくれたのは孫の娑李。
本当に元気だ。
「こら、暴れない」
娑李の後ろから娑李を軽く注意したのはワシの1人の息子。
そして皆あがったら昼御飯を食べてゆっくりしていた。
「そういえば娑李は言葉を覚え始めたんだってぇ?」
「うん!あたし言葉なんとなくだけど分かってきた!!」
「そうか、そうか。それじゃあテストだ。ゆで卵を持ってきてはくれぬか?」
そう言うと孫は元気よくうん!と答え、足早にどこかへ向かった。
ワシは玄関から出てすぐ近くの椅子に座って孫の帰りを待った。
10分程経つと、息子の悲鳴が聞こえた。
「どうした!?」
ワシが大声で聞くと息子はキッチンにあるかごの中を指差した。
指を少しでも入れたら火傷しそうな程に熱いお湯の中に孫の娑李が入っていた。
Thank you for reading!
今回のはオリジナル意味怖でした!
実際のところ、何かできたみたいなかんじでした。
解説
このお話は文字にすると結構分かりやすいと思います。
キーとなるものは「ゆで卵」です。
それでは皆さん、「ゆで卵」を平仮名に直してください。
「ゆで卵」→「ゆでたまご」
これを見て分かると思う人は結構いると思います。
それでは次に、物語の最初を思い出してください。
最初、孫を紹介するとき、言葉を覚え始めたばかりと言っていますよね。
なので勘違い等もあるでしょう。
それではちゃちゃっと進めるためにまずは見てください。
「ゆで卵」→「ゆでたまご」→「茹でた孫」
分かりますか?
要するに、孫は勘違いをし自らの体を茹でてしまったと言うわけです。
孫は元気、と言うことなので危ない行為だとは思わなかったんでしょうね。
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