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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
21/32

002-02

「ウッソ、盛りすぎの話じゃ全然なくマジガチのイケ()クンじゃないのよっ。チョ

ット私、ビビっちゃうんだけど~」


「‥‥失礼だないきなり。くだらん用で起こすな、て言うか話しかけないでくれ。

面倒クサいし、会話を続けられるネタなんかないんで」


「ワ~、イケ男ならではのフローズンな言い(なぐ)りぃ。てか寝覚(ねざ)めにコーヒー飲んじ

ゃわなぁい? わざわざ駅向こうまで行って仕入しいれて来たの」


「‥‥‥‥」屈託(くったく)などまるでない蜷源るりに、眠気が失せる魁だった。


「自前のマグボトルに()れてもらうなんて初めてだから、美味しいかわからないけ

ど、高かったから高級よきっと。生チョコプリンのツンブロードってのも買って来

たし~、大好物なのよねっ?」


「‥‥‥‥」


 魁は顔をタオルの枕に戻し、あからさまにシカトを主張しつつ、あらためてシカ

トを決め込みにかかる。


「てか私、蜷源(になもと)るりって言うの。黝糾女学寮高校の三年生だし、蜷源武昌(たけまさ)の直系三

七代目なのよ一応。この辺りで()が付く苗字だと、かつては間違いなく私んチの家

来だったんだから、キミの態度も結構失礼じゃないかしら~」


「‥‥知りませんてのっ、そんな大昔のこと。て言うか何で? 他校の生徒が入っ

て来ていいわけないでしょうが」


 さすがにシカトを決め込みきれず、魁は、上半身を跳ね起こしてまでの非難浴(ひなんあ)

せをしてしまった。

 同様のことが中学時代にもあって、結構な面倒に発展したせいでもある。


「ちゃんと許可は取ってあるもの。県内でも、ここにしかないクラスがあると見学

はいつでもОKだから、ある意味不用心よねぇ」


 蜷源るりは正式に受付を済ませた(しる)し、首から下げていたヴィジターパスをドヤ

顔で突き出し見せて、軽く鼻でも笑う。


「何でそこまでしてわざわざ‥‥目上相手にオレも失礼だったのは謝りますけど、

でもフツウあり得ませんし、許可を取っていようが不審者ですって」


「まぁいいじゃない別に、普段から私、よく言うとフレンドリーなカンジなんで」


「‥‥‥‥」


「わざわざ来させられたのはねぇ、私のコンちゃんが、ど~しても蜷威クンとお話

ししたいからって、それはモォ~熱く熱くたのまれちゃったからなのよねっ」


「‥‥コンちゃんって、コンフィダント? 腹心(ふくしん)化までしてるPAのことですか」


「そ、それそれ~」


「スマホが手放せないってのは、オレたちの年代ならフツウかもしれないけど、蜷

源さんみたいな、よく言えばフレンドリーな人までPA依存なんですか?」


「それって、チョット確実に失礼かも~」


「‥‥すみませんね。でもチョット意外だったんで」


「てか私、悪く言うとガサツなカンジだからぁ、PAに頼らないと初対面で最悪に

なることも多いのよね、今さっきの蜷威クンみたく」


「‥‥そう、ですか‥‥」オモシロくなさそうだった魁の顔が、疑うべくもなきオ

モシロくない顔になる。


「そっ。まぁでも、頼ればうまくいくから、コンちゃんと呼べるまでの仲になっち

ゃうわけ~」

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