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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第百七十一話

俊が女性陣に連絡を取るとやる気満々な回答が帰ってきた。


今、行っている仕事が片付き次第キリス星系に向かうとのことだった。


ハーリー星系の星系軍のほとんどにも出動の手配を整える。


治安維持の為に、冒険者組合と交渉して緊急依頼を手配した。


これで星系軍が抜けても一般の市民に迷惑がかかることはないだろう。


ウェルストンの指定した戦場予定地はキリス星系とハーリー星系との境界だった。


そこで親衛艦隊の艦長が声をかけてくる。


「俊様。頼まれていたデータが揃いました」


「ありがとうございます」


頼んでいたデータというのは戦場となる一帯の宙域データだった。


「多少のイレギュラーはありますがよくある星域ですね」


「少しでも使えそうな情報があればよかったんですが・・・」


「まぁ。特殊な地形があればそれを相手も利用しようと考えますから悪いことではないかと」


「そうですね・・・」


俊は奇策を諦め現状の手持戦力での作戦を考える。


マーチェの操る信濃を旗艦にエルフィンドの操る突撃艦。


楓の空母群。


ハルカ、アカネ、シオン、フィーネの操るその重巡洋艦に軽巡洋艦や駆逐艦も実践経験を積んでそこいらの船乗りよりも優れた能力を獲得している。


俊が決めるべきなのは基本的な方針だけで後は個々の判断に任せればいいだろう。





艦隊が揃うまでにはまだ時間がかかる。


俊とマーチェは気持ちを切り替えてウェルストンの案内でステーションの見学をしていた。


見学場所は食料生産プラントに水の循環施設などだ。


これらの設備は新しい物ではないがその規模は大規模な物だった。


「随分と大規模ですね」


「ハーリー星系が開発されるまではこの地が最果てでしたからね。孤立しても生きていけるだけの量の確保が必要でしたから。それにメインの輸出品ですからね」


ハーリー星系でも力を入れ始めた分野ではあるが価格が安定しているのはキリス星系から確実に輸入できるからだ。


それを考えれば感謝するしかない。


「ありがたい話です」


「噂でちらっと聞いたんですが、ハーリー星系では新しい設備を導入しているとか?」


「あぁ・・・。まだ、実験段階ですが品質と生産性の向上を図っています」


「なるほど・・・。その実験が成功すれば是非とも教えてもらいたいものです」


「一応秘匿していたのですが情報源は聞かない方がいいのでしょうね」


ウェルストンは苦笑いするだけだった。


人の口には戸を立てられぬとは言うがこれは警戒が必要だろう。


いずれ公表するつもりだった技術だったからよいもののこれが軍事技術だった場合、大変なことになっているところだった。

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