表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
World Apocalypse  作者: miyafinder
Chapter 3. What lies beyond salvation?
37/37

Episode 5 bondage

こんばんは

ブックマークしてくれた方々、読んでくれた方々に感謝です。

「ほう。《世界》が顕現した」


ある山の中にある自然に囲まれた小さな教会。そこに1人の男が遥か遠くの島国にて活動する同士の様子を端末で確認していた。教会自体は古くからあるため近代的な道具が些かこの場に置いて違和感を感じさせるが、別の要因によって全く気にすることはない。


「《教皇》様。各地で信者達が活動を活発化しております」


そんな《魔人・教皇》に報告をしたのは、《教皇》のように祭服を身に纏う10代後半の見た目をした青年だった。青年からの報告は自分を頂点とする宗派の信者達の各地での活動の結果だった。


何を隠そうと《教皇》が興した宗派は《魔人崇拝》。世界各国で呼び名は変わるが、意味は等しく《魔人》を崇拝し彼らの行動に賛同する者達である。といってもほぼほぼは現状の政治や宗教などの様々な要因から排斥された者の集まりである。そんな彼らが《魔人》の名をもとに好きなように暴れ、今までの仕打ちの仕返しをし、それを許す見返りに《魔人》達に有益な働きをする。つまり《教皇》からすればただの駒である。


「《教皇》。警戒していた者達から少数の集団が教会へ向かっていると」


そしてこの場に異彩を放っているのは、輝かしいプレートアーマーを着込む聖騎士を思わせる集団だった。しかし頭部は雄々しい二本の角が生え、その顔は勇ましい牛であった。彼らは《魔物》で言う《ミノタウロス》そのものだが、今この場にいる彼らは物語で出る聖騎士だと誰もが一目見て感じてしまう。


聖騎士ミノタウロスを纏めるリーダーは、《教皇》へこちらに接近する集団の存在を知らせる。この時点で明らかにこの教会を目指す集団はほぼ敵。だが《教皇》はようやく来たかとやっと来た来客に呆れていた。


「予定通りに誘導を。全く、《塔》攻略へ全力を注げばいいものを」


他の同志達は各々好きなように、しかし最低限共通の目的を達成するように動いている。《教皇》ははっきり言えばほぼ全ての活動を信者と《魔物》に任せて《人類》への干渉は最小限にしている。


しかし現在まるで《教皇》を討伐するかのように少数精鋭のチームが教会は派遣された。このチームを《塔》攻略は向かえばよいはず。《塔》さえ攻略すれば《人類》は祝福と災厄を同時に受け取れる。災厄のリスクを取っても祝福を得なければ、()()()|》《・》()()()()()()()()()()。それとなく攻略は促したいるものの一向に集中しない。


「《世界》が《救済》と称して造り替える気持ちはわかる気がするな」


「《教皇》様。それ以上は」


《教皇》のぼやくを諫めたのは先ほどの青年と瓜二つな少女。彼女は青年の双子の姉であり、弟と同様に《教皇》に仕える存在であった。


「《世界》は今、日本のエルメスのところに実体として顕現した。ならどこかで盗み聞きしているわけはないだろう」


「しかし」


「わかっている。《世界》が次元間を移動している。だがこの場は()()()()だ。たとえ《世界》でも私の領域内で好き勝手させない」







教会のある山の入口。数十年前から行方不明者が後を絶えず現在は封鎖されているが、そこに足を踏み入れるのは4人の《冒険者》。剣士、槍使い、銃使い、魔法使。彼らは《冒険者》なら知らない者が少ないほど実力と実績のあるパーティーであり、彼らは《ギルド連合》の生き残った上層部からの依頼によりこの山にある古い教会にいるとされる《魔人》の討伐を依頼された。どのようにしてその情報を入手したのかは不明であり、それよりも《塔》と都市へと侵略する《魔物》へ戦力を集中させるべきであり、パーティー全員がいるかもわからない、倒せるかもわからない《魔人》討伐をするべきではないと思っていた。


「囲まれているな」


廃棄された山道から目的の教会へ向かってしばらくし、銃使いは周囲を包囲されていることに勘づいた。実を言うと山道に入る前から監視する視線を感じ取っていたためパーティー全員は驚くことなく包囲は予期していた。


「これはそれとなく誘導されているな」


「ええ。狩場へですかね」


銃使い以外も気配を感じ取れ、そしてそれとなく感じさせる圧の差から相手は自分達をどこかへ誘導させたい意図を読み取った。だが彼らからすれば素直に誘導に従う意味はない。しかし気配を感じ取っても敵がどれほどの実力でどういった戦法かわからない。


「やりますか?」


「ああ。バフを」


魔法使は全員へここで戦闘を開始するべきと判断しバフの準備をしていた。剣士はその準備をそのまま進めというと同時に剣を抜き盾を構えつつ《攻撃誘導》という盾系の《スキル》を発動する。


魔法使のバフが発動すると敵は認識してすぐに四方八方から矢の雨が降ってくるが、その矢がまるで誘導ミサイルかのように剣士の盾へと勝手に軌道を変えていく。そして剣士の盾は盾よりも軽いものの攻撃を無効化する効果があり、基本的に盾よりも軽い矢の攻撃は無効化されその衝撃も全てカットされる。


「ようやくおでましだ」


矢の雨を防ぎ、魔法使のバフを済ませた一向の前に姿を現したのは聖騎士を思わせる白を基調とした鎧を身に纏うミノタウロスであった。


「《魔物》が聖職者気取りか?情報通りここは《魔人・教皇》の領域か」


「貴様ら。どこでこの場所を知ったかは問わぬがここで訊こう。大人しく帰って《塔》への攻略に集中してくれないか?」


「まさか《魔物》にすら説教されるとはね。一体攻略しろと何回も言うあの《塔》には何があるんだ?それを示してくれない限りは俺たちはお前達や無駄だとわかっていても《魔人》へ攻撃しないといけなくなる」


「我々からは《塔》が齎す祝福と災厄は話せぬ。実際に自分達で攻略してからわかる。だからこそ今ここでの戦闘は無駄だ」


「無駄だとわかっても先に攻撃してきた。なぜだ?」


「その程度切り抜けぬ者だったら話はしない」


「ほう?では俺たちはお前達で言う実力を持っているのか」


「最低限はな。言っておくが我らを倒したとしても無駄だ。そしてお前達《人類》は《魔人》には勝てない。だからこそ《魔人》の忠告は素直に従うべきだ」


「正体不明の存在に忠告されてはいそうですか?ってなるか?」


「そうか。避けられぬな」


聖騎士ミノタウロスは少しがっかりした表情を出すが、すぐさま隊列を組み戦闘態勢に移行した。


「言っておくがこれよりお前達は逃れられぬ」


「?」


「《教皇》の領域に無断で入り警告を受け無視した者は束縛されるものだ。先ほどまでの警告を無視したからな」


「お前ら」


「本当かどうか試してみるか?しっかりと忠告をきかないお前達にはよい天罰だろう」



ここまで読んでいただきありがとうございます。

今日はここまで

次回は未定です。

本業が忙しくて中々執筆できず申し訳ないです。

ではまた次回

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ