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地雷のおかげで生きている男  作者: おむすびさん
この世界の常識とマリン
19/62

マリンの気持ちとボルドー様の秘策

 うわーっ死んじゃう。ボルドー様殺しにきてる。


 半日前…


 マリンの話を聞いた後、ボルドー様が

「そうだな。手っ取り早いのは、お前が強くなる事だな。仕方ない俺が手を貸してやろう。」


 なんか嫌な予感がしたが、気のせいだろ。ボルドー様はこの街のヒーローなんだから。

「ありがとうございます。よろしくお願いします。ボルドー様。」


「ボルドー様ではない。師匠と呼べ!!…これ一回言ってみたかったんだ。」

 照れながら言った。


「はい!師匠!!…俺も言ってみたかったんです。」


 お互いに笑い合い。


「今日はもう遅いな…。お前今、金いくらある。」


 金とるのかよと思ったが、確かに貴族に教えてもらうならお金は必要かと思い直し。

「あと、40000フレくらいしかないです。足りますか?」


「だとすると…ちょうど良いな。よし、それを全額、ここの女将さんに渡しておけ。明日、朝から門に集合だ。持ってくるのは、装備だけで良い。武器はどうしてる?」


「武器はまだ、冒険者ギルドから【斬兎刀】を借りています。」


「【斬兎刀】とは…お前は俺の考えの斜め上をいくな。まぁ良い。【斬兎刀】はしばらく、借りれるようにしておく。だから冒険者ギルドで借りて朝、門に来い。」


「分かりました。師匠!」


「よしっ!では俺は用事ができたから行くぞ。明日必ず来いよ。」


「はい!お気をつけて!!」


 去っていった。


 その後、女将さんに経緯を話し、40000フレ渡した。その時女将さんがなにか言っていたらしいのだが、明日の事を思い、燃えていたので聞こえてなかった。


 それで、部屋の前に着いたが、なかなか開けれなかった。すると、ドアが勝手に開いた…。


 そこにマリンがいて…

「ご主人様、話は終わったんですね。それでは鍛練を再開しましょう。」

 笑顔で言った…。が、目が笑ってなかった。


「今から、瞑想しようかなと思ったんですけど…やめました。い、一緒に頑張ろう。」

 屈してしまった。瞑想しようから、 サイレンが鳴ったので、屈したのだ。なにが怖いって、マリンが変わらず笑顔で見ていたのに、サイレンが鳴るのが怖かった。


「そうですね。頑張りましょう。」


 頑張った。どれくらい頑張ったかというとDEFはもちろんAGIが1上がったくらい頑張った。


 その後、

「申し訳ありません。やり過ぎました。どのような事でもしますので許してください。」

 泣きそうになりながら言った。


「大丈夫、大丈夫。普段からそれくらいやろう。早く強くなりたいからね。」

 笑顔で言った。


「それに、美人さんがどのような事でもしますなんて言ったらダメだよ。俺だから良いけど普通の男だったら大変だよ。」

 注意した。


「そ、そそんな美人だなんて…。」


「マリンは美人だよ。10人に聞いたら100人が美人って答えるよ。90人は誰も聞いてないのに答える奴だね。だから気をつけて。」


「ありがとうございます。…ご…様…」

 後になんて言ったか分からなかったが、最後に顔を真っ赤にさせていた。


 俺に惚れてるのか?多分そうだな。俺はその辺の鈍感主人公ではないのだよ。ははは!!

 『十分遅いよ』

 誰かの声が聞こえたような気がしたが、気にしない。


 が、ヤバい…。俺は気づいたが、その後どうすれば良いのか分からない。というか、もうマリンを見れない。顔が物凄く熱い。仕事しろ【魔の深淵】。


 そんな事考えていると救いの女神(女将さん)から、夕食の案内を聞いて食べた。

 やっぱり俺は美味しく夕食を食べられないらしい。


 夕食後、微妙な雰囲気のなか、ベッドに寝たがマリンの匂いが…ダメだ。男なら自らいくべきだと、意を決してマリンをみたら寝ていた。


 肩透かしを食らった。その後ベッドに運び、俺は部屋から出た。

 マリンがちゃんとベッドに寝るかを見る予定だったが、部屋から出た。出る際に「いくじなし…」と聞こえた。

 こんな時に【五感強化】いらねーよ。と思いながら部屋から出た。


 その後、俺はお馬さんと一緒に寝た。


 起きた後、部屋に戻るとマリンはベッドで寝ていた。幸せそうに寝ているようで、嬉しかった。

 それで瞑想をした。なんか集中して出来たのか、MPが1あがった。


 朝、マリンがまだ幸せそうに寝ていた。

 それで重大な事を忘れていた。今日、師匠と鍛練するとマリンに言っていなかった。


 手紙を書くにも、紙も鉛筆もない。シャーペンなんてもっとない。


 仕方ないので、女将さんに伝言をお願いして宿屋をでた。


 その後冒険者ギルドに着き、クルカさんがいた。師匠の話をして【斬兎刀】を借りて、門へ向かった。その際もなにか言ったらしいのだが、女将さんと同じで聞いていなかった。


 門に着くとボルドー様はいた。肩を組んで待っていた。

「お待たせ致しました。師匠。」


「いや、大丈夫だ。俺が早く着き過ぎただけだ。では、出発するぞ。」


「はい!師匠!!それでどこに…」


「お前の返事は、はい!かイェス!だ、わかったか!!」


「はい!」


「よしこれを背負って着いてこい。それとパーティーも組むからな。」


 リュックはめちゃくちゃ重かったが、その後返事をして着いていった。着いていくと、初めに転移したと森だった。


 森をしばらく歩くと崖に着いた。


 道中、モンスターの気配はしたが近づいて来なかった。というより師匠から逃げていた。

 その間、サイレンも聞こえていたので、壊れたのかと考えながら歩いた。


 閑話休題。


 崖に着いて、ハアハアしていた。やっと休憩かなと思っていたら、空を飛んでいた。


 なんとか、地面につく前に【ラティアのシューズ】で空中を蹴って減速し、着地した。


「早く登ってこい。」

 師匠の声が聞こえた。


 はっ!こいつなに言ってんだ!?と思っていたら

「返事!!」

 バカデカイ声でそうい言った。


「はい!」

 とりあえず答えて、崖を登った。


 やっとの事で崖を登り終えた。

「よし!それじゃあ模擬戦だ!!」


 マジでこいつ頭おかしいと思っていたら、また、

「返事はどうした?」

 サイレンがさっきまでより大きくなったので


 返事をして模擬戦が始まった。


 それで、冒頭になるわけだ。とりあえずマジでヤバかった。 

 どれくらいヤバいかというと鍛練で仕事しない【下剋上】が作動するくらいヤバかった。


 それで模擬戦終わったら、少しのインターバルで崖に落とされ

 上がってきたら、模擬戦の繰り返しだ。


 何回したか分からなくなった。それくらい何回もやった。

 それからくそ不味い昼食を食べさっきのやり直しだ。


 日が沈んだので、終われると思ったが、問屋さんは、まだおろしてくれなかった。

 なぜか【暗視】をもっているのがバレていて、夜は模擬戦オンリーだった。正直、崖登りは唯一の癒しだった。【ラティアのシューズ】を使ったりして、まだ良かったのだが、模擬戦はヤバかった。


 師匠は、【暗視】もっていないが、普通に戦っていた。気配で分かるらしい。というか師匠は俺と同じ【超感覚】を持っているらしい。


 【超感覚】の説明を思い出してほしい。感覚を酷使した者。だ!


 この人は感覚を酷使したらしい。俺とは違い本物だ。本当に感覚を酷使した者だ。

 危ない人じゃないか。なんで、あの時、固有スキルを見なかったんだ。と前の自分に文句を思いながら、模擬戦をしていた。


 最後の方になると、なにも考えれなかった。


「よし!今日はここまで!!」

 やっと帰れる。今日こそ、俺から告白するぜと思っていたら、問屋さんは未だにおろさない。

「今日はここで寝る。最初に寝るか?」


「今日はでありますか?」


「なに言っている。あと6日だぞ。その為に女将さんにお金を預けたんだろ。マリンの宿代と食事代で…言っただろ。」


 言ってねーよ。と思いながら

「すみません。聞いていませんでした。」


「これから気をつけろ。でどっちが先に寝る?」

 お前がな。と思ったが、


「後で寝ます。師匠より早く寝るなんて出来ません。」


「わかった。それでは先に寝る。お前が無理なモンスターが来たら起こせ。わかったか!」


 返事をしてやっと1日目が終わった。

 お読み頂きありがとうございます。

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