マリンの気持ちとボルドー様の秘策
うわーっ死んじゃう。ボルドー様殺しにきてる。
半日前…
マリンの話を聞いた後、ボルドー様が
「そうだな。手っ取り早いのは、お前が強くなる事だな。仕方ない俺が手を貸してやろう。」
なんか嫌な予感がしたが、気のせいだろ。ボルドー様はこの街のヒーローなんだから。
「ありがとうございます。よろしくお願いします。ボルドー様。」
「ボルドー様ではない。師匠と呼べ!!…これ一回言ってみたかったんだ。」
照れながら言った。
「はい!師匠!!…俺も言ってみたかったんです。」
お互いに笑い合い。
「今日はもう遅いな…。お前今、金いくらある。」
金とるのかよと思ったが、確かに貴族に教えてもらうならお金は必要かと思い直し。
「あと、40000フレくらいしかないです。足りますか?」
「だとすると…ちょうど良いな。よし、それを全額、ここの女将さんに渡しておけ。明日、朝から門に集合だ。持ってくるのは、装備だけで良い。武器はどうしてる?」
「武器はまだ、冒険者ギルドから【斬兎刀】を借りています。」
「【斬兎刀】とは…お前は俺の考えの斜め上をいくな。まぁ良い。【斬兎刀】はしばらく、借りれるようにしておく。だから冒険者ギルドで借りて朝、門に来い。」
「分かりました。師匠!」
「よしっ!では俺は用事ができたから行くぞ。明日必ず来いよ。」
「はい!お気をつけて!!」
去っていった。
その後、女将さんに経緯を話し、40000フレ渡した。その時女将さんがなにか言っていたらしいのだが、明日の事を思い、燃えていたので聞こえてなかった。
それで、部屋の前に着いたが、なかなか開けれなかった。すると、ドアが勝手に開いた…。
そこにマリンがいて…
「ご主人様、話は終わったんですね。それでは鍛練を再開しましょう。」
笑顔で言った…。が、目が笑ってなかった。
「今から、瞑想しようかなと思ったんですけど…やめました。い、一緒に頑張ろう。」
屈してしまった。瞑想しようから、 サイレンが鳴ったので、屈したのだ。なにが怖いって、マリンが変わらず笑顔で見ていたのに、サイレンが鳴るのが怖かった。
「そうですね。頑張りましょう。」
頑張った。どれくらい頑張ったかというとDEFはもちろんAGIが1上がったくらい頑張った。
その後、
「申し訳ありません。やり過ぎました。どのような事でもしますので許してください。」
泣きそうになりながら言った。
「大丈夫、大丈夫。普段からそれくらいやろう。早く強くなりたいからね。」
笑顔で言った。
「それに、美人さんがどのような事でもしますなんて言ったらダメだよ。俺だから良いけど普通の男だったら大変だよ。」
注意した。
「そ、そそんな美人だなんて…。」
「マリンは美人だよ。10人に聞いたら100人が美人って答えるよ。90人は誰も聞いてないのに答える奴だね。だから気をつけて。」
「ありがとうございます。…ご…様…」
後になんて言ったか分からなかったが、最後に顔を真っ赤にさせていた。
俺に惚れてるのか?多分そうだな。俺はその辺の鈍感主人公ではないのだよ。ははは!!
『十分遅いよ』
誰かの声が聞こえたような気がしたが、気にしない。
が、ヤバい…。俺は気づいたが、その後どうすれば良いのか分からない。というか、もうマリンを見れない。顔が物凄く熱い。仕事しろ【魔の深淵】。
そんな事考えていると救いの女神から、夕食の案内を聞いて食べた。
やっぱり俺は美味しく夕食を食べられないらしい。
夕食後、微妙な雰囲気のなか、ベッドに寝たがマリンの匂いが…ダメだ。男なら自らいくべきだと、意を決してマリンをみたら寝ていた。
肩透かしを食らった。その後ベッドに運び、俺は部屋から出た。
マリンがちゃんとベッドに寝るかを見る予定だったが、部屋から出た。出る際に「いくじなし…」と聞こえた。
こんな時に【五感強化】いらねーよ。と思いながら部屋から出た。
その後、俺はお馬さんと一緒に寝た。
起きた後、部屋に戻るとマリンはベッドで寝ていた。幸せそうに寝ているようで、嬉しかった。
それで瞑想をした。なんか集中して出来たのか、MPが1あがった。
朝、マリンがまだ幸せそうに寝ていた。
それで重大な事を忘れていた。今日、師匠と鍛練するとマリンに言っていなかった。
手紙を書くにも、紙も鉛筆もない。シャーペンなんてもっとない。
仕方ないので、女将さんに伝言をお願いして宿屋をでた。
その後冒険者ギルドに着き、クルカさんがいた。師匠の話をして【斬兎刀】を借りて、門へ向かった。その際もなにか言ったらしいのだが、女将さんと同じで聞いていなかった。
門に着くとボルドー様はいた。肩を組んで待っていた。
「お待たせ致しました。師匠。」
「いや、大丈夫だ。俺が早く着き過ぎただけだ。では、出発するぞ。」
「はい!師匠!!それでどこに…」
「お前の返事は、はい!かイェス!だ、わかったか!!」
「はい!」
「よしこれを背負って着いてこい。それとパーティーも組むからな。」
リュックはめちゃくちゃ重かったが、その後返事をして着いていった。着いていくと、初めに転移したと森だった。
森をしばらく歩くと崖に着いた。
道中、モンスターの気配はしたが近づいて来なかった。というより師匠から逃げていた。
その間、サイレンも聞こえていたので、壊れたのかと考えながら歩いた。
閑話休題。
崖に着いて、ハアハアしていた。やっと休憩かなと思っていたら、空を飛んでいた。
なんとか、地面につく前に【ラティアのシューズ】で空中を蹴って減速し、着地した。
「早く登ってこい。」
師匠の声が聞こえた。
はっ!こいつなに言ってんだ!?と思っていたら
「返事!!」
バカデカイ声でそうい言った。
「はい!」
とりあえず答えて、崖を登った。
やっとの事で崖を登り終えた。
「よし!それじゃあ模擬戦だ!!」
マジでこいつ頭おかしいと思っていたら、また、
「返事はどうした?」
サイレンがさっきまでより大きくなったので
返事をして模擬戦が始まった。
それで、冒頭になるわけだ。とりあえずマジでヤバかった。
どれくらいヤバいかというと鍛練で仕事しない【下剋上】が作動するくらいヤバかった。
それで模擬戦終わったら、少しのインターバルで崖に落とされ
上がってきたら、模擬戦の繰り返しだ。
何回したか分からなくなった。それくらい何回もやった。
それからくそ不味い昼食を食べさっきのやり直しだ。
日が沈んだので、終われると思ったが、問屋さんは、まだおろしてくれなかった。
なぜか【暗視】をもっているのがバレていて、夜は模擬戦オンリーだった。正直、崖登りは唯一の癒しだった。【ラティアのシューズ】を使ったりして、まだ良かったのだが、模擬戦はヤバかった。
師匠は、【暗視】もっていないが、普通に戦っていた。気配で分かるらしい。というか師匠は俺と同じ【超感覚】を持っているらしい。
【超感覚】の説明を思い出してほしい。感覚を酷使した者。だ!
この人は感覚を酷使したらしい。俺とは違い本物だ。本当に感覚を酷使した者だ。
危ない人じゃないか。なんで、あの時、固有スキルを見なかったんだ。と前の自分に文句を思いながら、模擬戦をしていた。
最後の方になると、なにも考えれなかった。
「よし!今日はここまで!!」
やっと帰れる。今日こそ、俺から告白するぜと思っていたら、問屋さんは未だにおろさない。
「今日はここで寝る。最初に寝るか?」
「今日はでありますか?」
「なに言っている。あと6日だぞ。その為に女将さんにお金を預けたんだろ。マリンの宿代と食事代で…言っただろ。」
言ってねーよ。と思いながら
「すみません。聞いていませんでした。」
「これから気をつけろ。でどっちが先に寝る?」
お前がな。と思ったが、
「後で寝ます。師匠より早く寝るなんて出来ません。」
「わかった。それでは先に寝る。お前が無理なモンスターが来たら起こせ。わかったか!」
返事をしてやっと1日目が終わった。
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