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地雷のおかげで生きている男  作者: おむすびさん
この世界の常識とマリン
14/62

冒険者ギルド

 冒険者ギルドに着いた。ここで絡まれるのかな…。【下剋上】の効果もあるからな…。仕方ない入るか。


 うわーっ怖そうな人ばかりだな。


 【神鑑定】でレベルを見てみたが、大半がレベル2以下で3が少しいるくらいだった。4以上はいなかった。ここでも俺をみてビックリしたり、バカにした目線を受けていた。


 ヤバい来ないで。と思いながら受付に向かった。


 特に絡まれる事もなく、受付に着いた。綺麗な、猫人族のお姉さんだった。

「本日はどのようなご用件ですか?」


「冒険者登録をしに来たんですけど…」


「冒険者登録ってなんですか?」


 冒険者登録ってないのか…

「えっ…。迷宮に入る為とかに、資格はいらないんですか?あと依頼を受けるのに、必要だったりしないんですか?冒険者ギルドってなにをするところなんですか?」


「えっ…。えっと、迷宮に入るのに資格は必要ないですよ。お金はかかりますが依頼はレベルごとに分かれています。

 冒険者ギルドはドロップ品を買い取ったり、溜まったモン石を換金したり、依頼の仲介をしたりするところです。他にもいろいろありますが…。常識ですよ。」


 溜まったモン石ってなんだ?

「すみません。記憶喪失でなんか常識を忘れてしまったんですよね。」


「もしかしなくても、ジンさんですか?」


「はい。そうですけど…。なんでですか?」


「な、なるほど…頑張ってください。」


 質問に答えてもらってないけど…。まっいっか。

「はい!頑張ります。それで、モン石ってなんですか?」


「はい。ジンさんも持ってるじゃないですか?」

 と、ツナギのワッペンを指を指した。よく見ると、緑色の石があった。


「これですか?…おっ」

 触って回すと外れた。


「モンスターを倒すと、モン石にモン(りき)が溜まります。溜まったモン石をギルドに渡してもらえれば、溜まったモン力分のお金を渡します。」


「ありがとう。それで、武器を無くしたので、オススメの武器屋ってありますか?」


「予算はどれくらいですか?」


 今、俺の手元には、292500フレある。まずは相場を聞いてみよう。

「初心者の武器ってどのくらいですか?」


「初心者の武器は冒険者ギルドから借りられますよ。」


「そ、そうでしたね。それじゃあ、下級職の人の剣ってどのくらいですか?」


「だいたい、200000フレ~500000フレですかね。」


 結構高いし、振り幅が大きいな…。

「すみません。武器借りても良いですか?」


「はい。ではこちらに来てください。」

 受付嬢が席を立って、ギルドの奥に入っていった。


 奥に行くと、同じような武器が沢山あった。


「剣はこちらです。」

 同じような剣が沢山入った箱の近くまで案内してくれた。


 そのなかの剣を持ったが、結構重い。素振りしてみたが、体が持っていかれてる。一応全種類、試したがどれも似たようなものだった。

「すみません。もう少し軽い武器ってありますか?」


 気の毒そうな顔をした受付嬢が

「そそ…そうですね。あとは、杖か短剣ですね。」


 そんなに気の毒に思わなくても良いじゃないか…。剣を振れないくらい。


 それで、杖か短剣か…。杖は魔術士の武器だよな。魔術士はもう無理だから、短剣かな。

「短剣でお願いします。」


「それではこちらです。」


 短剣を振ってていると、鑑定してみようと思い鑑定してみた。


 【鉄の短剣】:鉄でできた短剣。補正値なし (コモン)


 【木の短剣】:木でできた短剣。補正値INT 2 (コモン)


 【斬兎刀(ざんととう)】:この世界の鍛治神が悪ふざけで(ラティア様に怒って)作った小刀。

 MPを使うと1分だけ切れ味が増す。モンスターに狙われやすくなる。【挑発】【不懐】補正値 使った分のMP (神クラス)


 きっと、普通の【武器鑑定】しても、悪ふざけのところしか見れないんだろうな。鍛治神を怒らせるような事って、ラティア様なにしたんだ…。と考えてると、


「もしかして、【武器鑑定】もってます?…いやいや、良いです。…コホン、この小刀は神クラスなんですけど、使える人が少ないんです。」


「どういう事ですか?」


「まず、短剣を使う人は、大勢のジョブが使いますが、まず武士系や守人系の人は総じてMPが低いです。ヘイトを稼ぎたいなら、普通の武器で攻撃すれば、ダメージも合わせて稼げるので、一石二鳥です。」


「確かにそうですね。」

 そういえば、ボルドー様も他のに比べれば低かったな…。


「次に魔術士系や斥候系の人は、狙われる事を1番避けないといけないジョブです。なのに【挑発】があるので使えないんです。しかも、数もあるので価値がありません。【鍛治神】様が悪ふざけで作った小刀なんです。」


 ラティア様、何度も怒らせたのか…。怒こる度に作ったんだろうな…。


「ありがとうございます。」

 確かに、ソロ()も使えないか…。それじゃあ【鉄の短剣】を借りていこう。


「【鉄の短剣】借りて行ってきます。」


「はい。気をつけて。」


 冒険者ギルドを出て、迷宮に向かった。


 迷宮に着くと並んでた人が、少なくなっていた。

 迷宮の、入口の前にゴツそうな大柄の人がいた。

「お前がジンか…。まぁ頑張れよ。料金は1000フレだ。」


 レベルだけ鑑定してみると、レベル7だった。

「はい。頑張ってきます。」

 銀貨1枚渡して、迷宮に入った。


 迷宮に入ると、一階層は俺が思ってる通りの洞窟だった。


 少し歩くと気配がしたのでそこに向かった。でかい芋虫がいた。

 まずはしっかり鑑定だな。


 名前:━


 種族:ラインクーラー:大きい芋虫。成長すると【ラインフライ】になるがほとんど成虫にならない。初心者でも勝てる。

 ドロップ品 (コモン) 

 レアドロップ 繭(上コモン)


 LV :1


 状態:良好 属性:無


 MP :8/8 STR:8 DFE:12 INT:3 AGL:2

 ST:41/47


 Aスキル:【吐糸】 Pスキル:なし


 雑魚だな。サクッと終わらせるか。


 死角から刺した。が、深く刺さらず止まった。【ラインクーラー】に気付かれ、体当たりをしてきたがそれは余裕でかわした。


 【ラインクーラー】の動きは余裕でかわせるな。状態の確認だ。

 状態:出血微小(1/100)

 よしっ、次は鑑定で弱点を見て攻撃だ。


 その後、五体ほど【ラインクーラー】を倒した。いろんな方法で攻撃をしたが、時間がかかりすぎる。


 【闇雷】だったら3~6発で倒せる。(3発は弱点に全て当てた場合)

 倒せるがMPを使う。


 鑑定でも使うからあまり長く戦えない。今、MP半分とちょっとしかない。


 ステータスも上がったがMP AGI が少し上がったくらいで今の状況を改善できない。


 どうしよう…雑魚でこんなに時間がかかるなら、同じレベルのモンスターなんて無理だ。さらに格上なんて…。


 誰かとパーティー組むのもリスクが高いし、奴隷でも結構お金がかかるだろうし、ラティア様も最後っていってたしな…。


 詰んでないか…。あと3年の命か…。

 受付嬢に相談してみるか…。そういえば名前聞いてなかったな。

 帰りはモンスターに会わないように帰ろう。


 その後、1体倒して迷宮を脱出したら夕方だった。


 やっぱり、結構時間がかかってたんだな。あまり腹減らないから、時間の感覚がよくわからないんだよな。


 とどうでもいいことを(現実逃避した)考えをしながら冒険者ギルドに向かった。


 読んで頂きありがとうございます。

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