冒険者ギルド
冒険者ギルドに着いた。ここで絡まれるのかな…。【下剋上】の効果もあるからな…。仕方ない入るか。
うわーっ怖そうな人ばかりだな。
【神鑑定】でレベルを見てみたが、大半がレベル2以下で3が少しいるくらいだった。4以上はいなかった。ここでも俺をみてビックリしたり、バカにした目線を受けていた。
ヤバい来ないで。と思いながら受付に向かった。
特に絡まれる事もなく、受付に着いた。綺麗な、猫人族のお姉さんだった。
「本日はどのようなご用件ですか?」
「冒険者登録をしに来たんですけど…」
「冒険者登録ってなんですか?」
冒険者登録ってないのか…
「えっ…。迷宮に入る為とかに、資格はいらないんですか?あと依頼を受けるのに、必要だったりしないんですか?冒険者ギルドってなにをするところなんですか?」
「えっ…。えっと、迷宮に入るのに資格は必要ないですよ。お金はかかりますが依頼はレベルごとに分かれています。
冒険者ギルドはドロップ品を買い取ったり、溜まったモン石を換金したり、依頼の仲介をしたりするところです。他にもいろいろありますが…。常識ですよ。」
溜まったモン石ってなんだ?
「すみません。記憶喪失でなんか常識を忘れてしまったんですよね。」
「もしかしなくても、ジンさんですか?」
「はい。そうですけど…。なんでですか?」
「な、なるほど…頑張ってください。」
質問に答えてもらってないけど…。まっいっか。
「はい!頑張ります。それで、モン石ってなんですか?」
「はい。ジンさんも持ってるじゃないですか?」
と、ツナギのワッペンを指を指した。よく見ると、緑色の石があった。
「これですか?…おっ」
触って回すと外れた。
「モンスターを倒すと、モン石にモン力が溜まります。溜まったモン石をギルドに渡してもらえれば、溜まったモン力分のお金を渡します。」
「ありがとう。それで、武器を無くしたので、オススメの武器屋ってありますか?」
「予算はどれくらいですか?」
今、俺の手元には、292500フレある。まずは相場を聞いてみよう。
「初心者の武器ってどのくらいですか?」
「初心者の武器は冒険者ギルドから借りられますよ。」
「そ、そうでしたね。それじゃあ、下級職の人の剣ってどのくらいですか?」
「だいたい、200000フレ~500000フレですかね。」
結構高いし、振り幅が大きいな…。
「すみません。武器借りても良いですか?」
「はい。ではこちらに来てください。」
受付嬢が席を立って、ギルドの奥に入っていった。
奥に行くと、同じような武器が沢山あった。
「剣はこちらです。」
同じような剣が沢山入った箱の近くまで案内してくれた。
そのなかの剣を持ったが、結構重い。素振りしてみたが、体が持っていかれてる。一応全種類、試したがどれも似たようなものだった。
「すみません。もう少し軽い武器ってありますか?」
気の毒そうな顔をした受付嬢が
「そそ…そうですね。あとは、杖か短剣ですね。」
そんなに気の毒に思わなくても良いじゃないか…。剣を振れないくらい。
それで、杖か短剣か…。杖は魔術士の武器だよな。魔術士はもう無理だから、短剣かな。
「短剣でお願いします。」
「それではこちらです。」
短剣を振ってていると、鑑定してみようと思い鑑定してみた。
【鉄の短剣】:鉄でできた短剣。補正値なし (コモン)
【木の短剣】:木でできた短剣。補正値INT 2 (コモン)
【斬兎刀】:この世界の鍛治神が悪ふざけで作った小刀。
MPを使うと1分だけ切れ味が増す。モンスターに狙われやすくなる。【挑発】【不懐】補正値 使った分のMP (神クラス)
きっと、普通の【武器鑑定】しても、悪ふざけのところしか見れないんだろうな。鍛治神を怒らせるような事って、ラティア様なにしたんだ…。と考えてると、
「もしかして、【武器鑑定】もってます?…いやいや、良いです。…コホン、この小刀は神クラスなんですけど、使える人が少ないんです。」
「どういう事ですか?」
「まず、短剣を使う人は、大勢のジョブが使いますが、まず武士系や守人系の人は総じてMPが低いです。ヘイトを稼ぎたいなら、普通の武器で攻撃すれば、ダメージも合わせて稼げるので、一石二鳥です。」
「確かにそうですね。」
そういえば、ボルドー様も他のに比べれば低かったな…。
「次に魔術士系や斥候系の人は、狙われる事を1番避けないといけないジョブです。なのに【挑発】があるので使えないんです。しかも、数もあるので価値がありません。【鍛治神】様が悪ふざけで作った小刀なんです。」
ラティア様、何度も怒らせたのか…。怒こる度に作ったんだろうな…。
「ありがとうございます。」
確かに、ソロも使えないか…。それじゃあ【鉄の短剣】を借りていこう。
「【鉄の短剣】借りて行ってきます。」
「はい。気をつけて。」
冒険者ギルドを出て、迷宮に向かった。
迷宮に着くと並んでた人が、少なくなっていた。
迷宮の、入口の前にゴツそうな大柄の人がいた。
「お前がジンか…。まぁ頑張れよ。料金は1000フレだ。」
レベルだけ鑑定してみると、レベル7だった。
「はい。頑張ってきます。」
銀貨1枚渡して、迷宮に入った。
迷宮に入ると、一階層は俺が思ってる通りの洞窟だった。
少し歩くと気配がしたのでそこに向かった。でかい芋虫がいた。
まずはしっかり鑑定だな。
名前:━
種族:ラインクーラー:大きい芋虫。成長すると【ラインフライ】になるがほとんど成虫にならない。初心者でも勝てる。
ドロップ品 糸
レアドロップ 繭(上コモン)
LV :1
状態:良好 属性:無
MP :8/8 STR:8 DFE:12 INT:3 AGL:2
ST:41/47
Aスキル:【吐糸】 Pスキル:なし
雑魚だな。サクッと終わらせるか。
死角から刺した。が、深く刺さらず止まった。【ラインクーラー】に気付かれ、体当たりをしてきたがそれは余裕でかわした。
【ラインクーラー】の動きは余裕でかわせるな。状態の確認だ。
状態:出血微小(1/100)
よしっ、次は鑑定で弱点を見て攻撃だ。
その後、五体ほど【ラインクーラー】を倒した。いろんな方法で攻撃をしたが、時間がかかりすぎる。
【闇雷】だったら3~6発で倒せる。(3発は弱点に全て当てた場合)
倒せるがMPを使う。
鑑定でも使うからあまり長く戦えない。今、MP半分とちょっとしかない。
ステータスも上がったがMP AGI が少し上がったくらいで今の状況を改善できない。
どうしよう…雑魚でこんなに時間がかかるなら、同じレベルのモンスターなんて無理だ。さらに格上なんて…。
誰かとパーティー組むのもリスクが高いし、奴隷でも結構お金がかかるだろうし、ラティア様も最後っていってたしな…。
詰んでないか…。あと3年の命か…。
受付嬢に相談してみるか…。そういえば名前聞いてなかったな。
帰りはモンスターに会わないように帰ろう。
その後、1体倒して迷宮を脱出したら夕方だった。
やっぱり、結構時間がかかってたんだな。あまり腹減らないから、時間の感覚がよくわからないんだよな。
とどうでもいいことを考えをしながら冒険者ギルドに向かった。
読んで頂きありがとうございます。




