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「せつめいぶそくさん」

episode12

「せつめいぶそくさん」


「あちゃ〜砂ぼこりがいっぱい付いちゃってるよ」

翠先生が離れた後の壁には大きなヒビが入っていて、衝撃の大きさを物語っていた。

こんな攻撃を受けて無事なのは、人はおろか霊でも少ないだろう。

「あら本当ね。よく似合ってるわよ先生」

「冗談キツイよ花子・・・・・。で、どこまで話したかな?」

なのに翠先生はピンピンしている。

僕は呆気に取られて虚空を見つめていた。

そんな僕なんか気にせず(多分気づいていないのか)

「真也くん?話の続きなんだけど・・・・・」

翠先生が話を続ける。

「は、はい!技術・・・・・のことですよね!?覚えてみたいと思います!」

僕は咄嗟に自分の意思を主張した。

他人が聞いたら「そんな怪しい事を」と思うかもしれないが、わかって欲しい。

図書館が騒ぎで行けなくなった今、僕の楽しみは花子さんと話すだけ。

それなら、迷惑をかけているかもしれない花子さんに少しだけでも恩返しがしたいのだ。


そう、依頼の事で。


「んー、そっか・・・・・、まぁでも説明してから決めてもらってもいいかな?君の事だし、ちゃんと考えて欲しい」

「そうね、ちゃんと考えなさい、真也。」


何を言っているんだ。

僕の決意がそう簡単に揺るぐわけがない。

思い出すだけでも恐ろしいが、あの時、花子さんに助けてもらわなければどろどろに喰われていたんだ。


花子さんがいなければ今の僕は無い。


だが、翠先生が言っている事ももっともだ。

まぁ説明は受けるに越したことは無い。


「わかりました。お願いします。」


僕は翠先生を見つめて、力強く言い放った。


「わかった・・・・・、まず一つ言っておくよ」


やっと説明が始まるのか。

全く、僕の決意は揺らぐ事が無


「真也くん、君には1回死んでもらう。」


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