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ブラック企業が倒産して今日から勇者  作者: 汐留ライス
1st Account 経費は削られる
27/191

《27》

 よく見たらアニーのブーツは底が厚いのに加えて、金属で補強もしてあるようだ。


 とはいえ強度の面では問題なくても、結構なスピードで飛んでくる分銅を蹴り落とすなんて芸当は、よほどの運動神経がなければできることじゃない。


 なるほど、衛兵隊長と言うだけあって実力もかなりのものらしい。


 なんてことを思ってたら、唐突にパティがまた怒り出した。


「いい加減にその足を閉じなさい! 勇者様に変なものが見えたらどうするんですか? 目が汚れます!」


 アニーの右足は分銅を蹴り上げた姿勢のまま高く上がって、確かに鎧の裾から何か見えても不思議じゃない。


「あはは、安心していいよ。穿いてるから」


 何を穿いてるのかはあえて問わないけど、ふたりの会話が噛み合ってないのは一目瞭然。


 よほど相性が悪いのだろう。


「やはりアナタとは、決着をつけなくてはいけないようですね」


 蹴り落とされた分銅を手元に引き寄せて、パティが呪詛にも似たうめき声を吐く。


 それとは対照的に、アニーの口調はいたって軽い。


「いいよ。ボク、一度スカートさんと本気で勝負してみたかったんだ」


 軽い口調でそう言った直後、アニーの目つきが一変した。

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