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マリア  作者: 深森みずち
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自分のための投稿です。

夜の8時過ぎだった。


リビングで当時はやってた5人組アイドルの番組を見ていた。


復旧したばかりのお気に入りの水色のガラケー。


設定した明るめの着信音鳴った。


「もしもし」


『ねえ』


マリアの声だった。


『薬ってさ』


そこで一回、笑った。


いつもの、少し子供っぽい笑い方。


『相手がいいって言えば、飲ませてもいいと思う?』


意味が分からなかった。


私は賑やかなリビングから自室に向かう階段で足を止めた


「……薬にもよるんじゃない?」


と答えた。


『じゃあ、無理やりじゃなければ?』


「いや、そういう問題じゃないと思う」


沈黙。


電話の向こうで、さっき見てたリビングのテレビから笑い声が聞こえた。


『ふーん』


マリアはそれだけ言って、電話を切った。

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