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双子の色付け

 ウェリーが階段を駆け上がり、私達に感謝の言葉をこれでもかと伝えてくる。

村長の奥さんが何事かとやって来て、ウェリーの顔を見て驚きの声をあげた。

ウェリーに内緒にして欲しいとは言ったが、絶対に私がしたことだとばれてしまうだろう。

その前に隣村に行った方が良いのかもしれないと思った。

全てが終わった訳ではなかったが、悪い予感は良く当たる。

村長に隣村に早めに行きたいと相談、了承して貰えた。

また戻ってくると約束して。

問題は護衛だ。

ウェリーと共に一度村を出る方が良いかもと村長さんが案を出してくれる。

ウェリーも二日予定を遅らせると言い、一緒に村を出る準備を始める。


ナイフを研ぎに出した方がいいと聞いていたので、慌てて鍛冶屋に行ってみる。

ついでに村長から鉄鉱石を八個預かって、鍛冶屋にはケープとユキを伴って赴いた。

八個預かってきたはずなのに、リュックから出すと十二個も入っていた。

リュックの中で四個増えたことになる。

「予定より多くはいったんか?鉄鉱石?」

ドワーフの血が入っているという筋肉隆々のお爺さんが尋ねてくる。

「そうみたいです」私は焦った。

出すときに数回「てっこうせーき」と唱えたような気がする。

といことは、大きい私のマジックバックは普段でもこっちの世界の物は取り出せる?

教会で確認だ。


 同じ顔の子供が二人飛び出してきた。

「使徒様、僕達にも色付けて!」

鍛冶屋の孫は一卵性の双子だった。

軽く了解すると、ドワーフの特徴である目の色についてお願いされる。

よく見ないと解らないが左右で少しだけ色が違うらしい。

ケープがお爺さんの目の色を覚えていた。

孫も自分と同じ色が良いと頼まれる。

青藍と瑠璃色ぐらいの違いだろうか、余程確認しないと解らない。

ドワーフではオッドアイの子供が生れると良い職人になれるとお祝いをするらしい。

髪の色は父親と母親からそれぞれに違う色にする。

家族皆を色付けする。双子の区別がしやすくなったと喜ばれた。


 近所の人がやって来て「うちの双子の子供もお願いします」と言う。

先日色付けしたのだが、髪も目も同色にしたのだった。

可愛い女の子達だ。いろいろ考えて「黒子はどうだろうか?」と尋ねると、了承された。

それぞれ右と左の目の下に涙黒子をつけた。


教会へいくと アルテが待っていた。

ウェリーの事と二日後にこの村を出る事を話すと、解っていたと言われた。

私はずっと監視されていたのだろうか?

『 貴女には調薬魔法を授けるわ 』

アルテによく似た銀髪の女神メーテルを紹介され調薬魔法を教わる事になった。

しかし、渡された本は白紙だった。

「メーテル様、本には何も書かれていませんが……」

『 レベルがあがれば徐々に文字が現れて読めるようになるわよ。大丈夫! 』


凄い完全に魔法の本だ!


読んで頂き有り難うございます。

感想等いただけると嬉しいです。

宜しくお願いします。

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