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179 映画「木挽町のあだ討ち」

 

 はいこんにちは~。

 今回はまたもや映画のお話~。今回は邦画です。


 〇「木挽町(こびきちょう)のあだ討ち」

 監督・脚本:源 孝志

 原作:永井紗耶子

 殺陣:清家一斗

 出演:柄本佑 / 長尾謙杜 / 瀬戸康史 / 滝藤賢一 / 高橋和也 / 正名僕蔵 / 北村一輝 / 渡辺謙 / 山口馬木也 / 石橋蓮司 / 愛希れいか / 野村周平 / イモトアヤコ / 沢口靖子 ほか

 2026年 日本 120分 G


 出演者の欄で「ほか」とは書いたのですが、あの「侍タイムスリッパー」の冨家ノリマサさんや峰蘭太郎さんもご出演。殺陣は同作と同じ清家さんだし、もうそれだけでも色々嬉しかったです。

 今作は原作が直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞したという名作だそうで、原作と映画ではだいぶ違う部分もあるらしく、未読なので是非読んでみたいと思った次第です。


 お話はね……江戸を舞台にした大変よくできたミステリー! です!

 ミステリーであるがゆえに、感想を述べたくても大体がネタバレになりそうで怖くてしょうがない(苦笑)。


 でもまあ、とりあえずちょびっとだけストーリーをご紹介しましょう。

 ときは江戸時代。文化七年一月十六日。

 江戸の木挽町、歌舞伎をかける芝居小屋「森田座」のすぐ横で、美しい若侍・伊納菊之助(長尾謙杜)が仇討ちを高らかに宣言し、父・伊納清左衛門(山口馬木也)の仇である作兵衛(北村一樹)を血みどろの乱闘の末に討ち取ります。

 折しもその日、森田座では歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の千穐楽。芝居がはねて大入りのお客たちがぞろぞろと出てきたタイミングで起こったこの仇討ち騒ぎで、多くの見物人がその現場を目撃したのでした。


 さてその一年半後。

 菊之助の縁者であるという侍・加瀬総一郎(柄本佑)がふらりと江戸にやってきます。

 彼はどうやら、この仇討ちにいろいろと疑問がある様子。そこから人懐っこい性格と素朴な様子を武器に町の人々に近づいて、「刑事コロンボ」ばりに事件の裏側を探りはじめるのでしたが……。


 実は菊之助は、本来虫も殺せぬほどの優しい若者。武芸も決して得意ではなく、そんな彼が大柄な作兵衛をいったいどうやって殺したというのか?? ほかにもいろんな不可解な点が。

 総一郎がしらべてゆくうちに、どうやら菊之助は作之助を探して江戸までやってきたあと、森田座の人々と親しくなり、そこで働きながら作兵衛を襲う機会をうかがっていたらしい。

 さらに、どうも森田座の人々には、この事件に関してあまり言いたくないことがあるらしく……。


 と、せいぜいこのあたりまででしょうか! ああ! もっとしゃべりたいけど!

 とにかくね、とっても面白いですから!

 次第に明らかになってゆく事件の真相、そこに関わった人々の江戸っ子らしい粋な人情も目が離せません。

 さらに、この映画はとにかく「背景」の作りこみが素晴らしい!

 本当に当時の江戸にいるかのような気分にさせてくれる、非常に細やかに作りこまれた風物が出色です。季節おりおりのお祭りの描写、町とそこに住む町人たちの様子などが本当によく調べられて作りこまれています。そして「江戸の料理」がこれまたどれも美味しそう!


 もうね、見どころ満載ですし、一回ではすべてを把握しきれません、恐らく。

 私ももう一回ぐらいは観たいかも。

 お勧めですので、公開されているうちに是非映画館でどうぞ……!

 ではでは、今回はこのあたりで。


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