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112 映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」

 

 はいこんにちは。

 こちら、またもやおひさしぶりとなりました。


 今回ご紹介したいのはこちらの香港映画。


 〇「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」

 2024年 香港 125分 PG12 広東語

 監督:ソイ・チェン

 脚本:アウ・キンイー / チャン・タイリー / サム・クァンシン / ジャック・ライチュン

 アクション監督:谷垣健治

 音楽:川井憲次

 出演:ルイス・クー / サモ・ハン / リッチー・レン / レイモンド・ラム / フィリップ・ン


 香港映画は大変久しぶりです。最初のうちは「ふ~ん、そういう映画があるのね~」ぐらいの感じだったのですが、次第にSNSでじわじわと話題になり、上映開始から十日ほどでなんとパンフレットが売り切れになり……というのを聞きまして。

 さらには某国営放送の「あさイチ」でも紹介されて。

 あの「RRR」もこの番組での紹介で観に行ったことを考えると、「これは観に行かねば!」となったわけです~。


 出演の中の「サモ・ハン」は、往年の香港映画のスター、あの「サモ・ハン・キンポー」さんのことでした。うわあ、すごいっ! さらにこれは観なくてはと思ってしまいました。


 ちなみに作品はいわゆる「香港ノワール」と言われる香港の裏社会を描く内容。

 ちょっと暴力シーンが過激ぎみなので、PG12なのは納得です。

 そして、データをご覧いただければおわかりの通り、かなり日本人も製作に参加しているのは嬉しいところ。アクション監督谷垣さんはあの「るろうに剣心」シリーズを手掛けた方ですし、音楽の川井さんは「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」ほか多くの日本作品に音楽提供をされている方。


 先に、舞台となる「九龍城砦」(または急流砦城ともいうようですが)について少しだけ。Wikiによると、九龍城砦は現在の香港・九龍地区に建てられていた城塞、またはその跡地に建てられていた巨大なスラム街のことだそうです。


 ではストーリーを、いつものようにネタバレを避けつつ冒頭だけちょっとだけご紹介してみます。


 時代は1980年代。

 香港に密入国してきた青年陣洛軍(チャン・ロッグワン)(チャン)は、身分証欲しさに黒社会とかかわってしまい、彼らのルールに従わずに逆らったことで目をつけられてしまいます。

 追われるチャン。そこで飛び込んだのが例の九龍城砦でした。

 九龍城砦の中も、黒社会の論理と欲望が渦巻く世界ではあるのですが、意外にもそこに住む多くの住民たちに助けられ、ボスである龍捲風(ロンギュンフォン)からもなぜか目を掛けられるように。

 龍の子分である、信一(ソンヤッ)をはじめとする三人の青年たちとも次第に仲良くなり、仲間意識を持つように。


 あ、そうそう。この信一(ソンヤッ)を演じておられるテレンス・ラウさんがもう、そりゃもう凄いイケメンで。しかも凄まじいナイフ使いでめちゃめちゃ強い!

 ほかの仲間たちも、龍の兄弟分である親分たちも、それぞれに個性的で自分の生き方をちゃんと持っている感じがして、ひとりひとり個性が立っています。


 さて、九龍城砦の外にいるマフィア連中は、チャンのことを探すのと同時に九龍城砦の権益を奪おうと、常に虎視眈々と狙っていますが、次第に抗争へと発展。

 親分たちの過去の熱いしがらみにも翻弄されつつ、チャンは激しい抗争に身を投じていくのでした……。


 いやもう、本当に全編これ凄まじいアクション、アクション! 激しすぎるうえ、九龍城砦の中が非常に暗いので、なにが起こっているのかよくわからない部分もあったりするのですが、いやもうすさまじいです。

 なんといっても、5000万香港ドル(日本円にして約9億円)という大金を投じて製作された九龍城砦のセットが本当に素晴らしい。本物を知りませんが本物にしか見えない!

 実際はこの城塞は1990年代に取り壊されてしまって存在しないのですが、本当にこんなものがあったんだなあと感慨深いものがありました。


 なにしろ熱い、アクションあり友情あり愛もあり……で飽きるところひとつもない映画ですので、ほんとお勧め。まだまだ上映している映画館は多いので、よろしかったらどうぞ~。

 ではでは!


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