第二十七話 勇者とその“仲間”達
今後の計画について、アントニー達と話し合った結果。まず、イラ君はストッパーとして勇者に付いていくことに。そして弘瀬達四人と、僕を含めた別動隊で二手に分かれて残っている6つの砦を制圧して、クリスタルを破壊することで”魔王城”に貼られてる結界が解除されるらしい。
勇者達四人は明日の朝には出発するようだ。ちなみに別動隊のメンバーは僕とクムロと結城君、それに碧さん。結城君と碧さんは一回止めたんだけど二人とも早く元の世界に帰りたいって言うから仕方なく。ほんとは子供を戦わせたくないんだけど。こうなったら僕が“大人”として二人を守ろうじゃないか。二人を無事に元の世界に戻し自分も帰る、それが僕の義務だ。
結城君はスミスさんにカメラを作ってもらってた、金の四割は僕が払ったんだけども。この世界普通に文明は進んでるし魔王さえどうにかすればもっと発展しそう。せっかくだし僕もなにか作って貰おうかな?
ワンコはいつのまにか火を吹けるようになってるし、僕は前町長が使った衝撃波を使えるようになったし、この世界に来た時と比べてかなり強くなった気がする。
金が消えていく…節約しないと。
さっきから誰かに見られてるような…気のせいか。とりあえず宿で休むとするか。
~to be continued~




