歓迎
スズメ指揮の元計算通りに、そして水平を確保するように調整しながら皆で積み上げていく。
そして最後のドラム缶を置いて…完成である!
「おお…出来上がると凄いな」
「うむ、儂の閃きのおかげじゃの!」
「温泉も良いけどコレも風情がありますわね〜」
「お兄ちゃん、コレ入りたい」
「上手くいきましたね〜あとは水を入れて火を焚べるのですが、基本二人一組または多人数で入らないと危ないですからね?」
「そうだよな〜基本多人数…えっ?じゃあ僕は?」
女性陣は皆ニヤついて縁を見る。
「勿論お主は誰かにお願いせんとな?」
「お兄ちゃん、入れてあげる」
「私はいつでも管理人さんのお背中流しますわよ」
「うふふ〜恥ずかしがらないで言って下さいね〜」
作る事に集中し過ぎて入る時を考えてなかった、どうしようか…
悩む縁を他所に女性陣はキャッキャッしてる、とりあえず後で考えるか。
「あら、出来たの?じゃあ仕上げはアタシね」
ツナギを来たギャル、ヘビメがペンキを持ちずんずん向かってくる。
「ヘビメちゃんが仕上げにコーティングしてイラスト入れてくれるんですよ〜」
「ヘビメちゃんは素材を保護するところから始めるから、本物のアーティストですわよ」
スズメとユウメが和かに作業を始めたヘビメを見守る。
パッと狐音を見た時ネコメが何か耳打ちをしている。
「ふむ、ふむ、良いではないか!ネコメは優しいのう!」
カラカラ笑いだす狐音、照れて赤いネコメ。
「よーし!幽荘の皆の者!」
いきなり拳を上げ狐音が宣言しだした。
「今日は皆で協力した記念日じゃ!ついでにまだやってなかった全員参加の縁引越し祝いも兼ねて宴をするぞ!」
それを聞いた皆がおー!っと拳を上げ笑っている。
「今夜は逃さんぞ縁よ」
肩を組まれ狐音に囁かれる、騒がしく楽しい夜になりそうだ…




