金沢⓬
「 next stop is KANAZAWA station 」
女性の電子アナウンスが車内に流れく。スーツ姿の中年から大学生と思わしき人まで皆が小さな画面に夢中でアナウンスなどなったことにすら気づかない。もくずさんもその一人だ
いつものクールな頬が微かに上がってるのを見て、力哉も何も言いだせずにいる。扉が開き辺りがどっと降り始めてたのに気づいてから、やっと到着したことに気づいたようだ
「あ、もう着いたんだ」
「もくすさん夢中でしたね」
「⋯可愛かったから」
バレて恥ずかしいのかすこし声が低い。
電車を降り、階段を下りきると改札を抜け右に曲がる。外国人の多さに力哉が一人目を開かせ、幾らか歩くとガラスばりの空間にたたずむ巨大な赤い門が見えてきた。けど用があるのはバスターミナルなので門はくぐらず左に回る。昨日ネットで調べた停車番号のところの列を見れば同じ高校の制服が十数人ほど見えた
「あの見えた門すごいですね」
「力哉見たことないの?」
「俺富山生まれなんで金沢あんま知らなくて」
「え、そうなんだ。初めて知った」
富山の都会にで育ち、石川の都会での生活のせいか方言があまり強くなく、力哉自体なまりがほとんどないので、今まで意識したことがなかったなく言っていなかった。
「じゃあ方言とかわからないね」
「そうですね。けど意外と全然普通に話せます」
「「だっちゃかん」ってわかる?」
「「だっちゃかん」?何ですかそれ、初めて聞きましたよ」
「「だめ」って意味。まぁ石川でもほとんど使う人いないけど」
「それじゃ聞いてもだっちゃかんじゃないですか」
「そんなかんじ」
「金沢に近いからか学校の人もそんなに方言使いませんね。もくずさんも」
「意図的に使おうと思ったら使えるよ。「いいじ」とか「やらんがん?」とか」
そんな話をしているとバスがやってくる。バス停から金沢城までは徒歩10分程度のところにあるのでそこからは歩くつもりだ。
「これ俺ら入れますかね」
生徒以外にも通勤と思われるサラリーマンもちらほら並んでいる。
「フィジカルで入ればいい」
「多分もくずさん⋯負けますよ」
サラリーマンの体は横にでかい。えらく華奢なもくずさんが太刀打ちできるとは到底思えない
一人一人バスに吸い込まれていく。後ろから詰め、前、中と埋まっていくので入れるか予想が付きづらい。祈りながら列に従っていくと、運よくぎりぎりでどちらも乗ることができた
「ラッキーですね」
「この乗車券どうやって使うの?」
搭乗時に機械から受け取った紙を人差し指と親指でつまむ
「降りるときにお金と一緒に精算機に入れればいいですよ」
もくずさんはバスをあまり使わないのか、乗車券やバス型定期を不思議そうにみている。
到着まで15分ほどので電車同様、子犬の動画を見せようと思いスマホをといり出す。さっきと違う子犬の映った画面をもち横をxt stop is KANAZAWA station 」
女性の電子アナウンスが車内に流れく。スーツ姿の中年から大学生と思わしき人まで皆が小さな画面に夢中でアナウンスなどなったことにすら気づかない。もくずさんもその一人だ
いつものクールな頬が微かに上がってるのを見て、力哉も何も言いだせずにいる。扉が開き辺りがどっと降り始めてたのに気づいてから、やっと到着したことに気づいたようだ
「あ、もう着いたんだ」
「もくすさん夢中でしたね」
「⋯可愛かったから」
バレて恥ずかしいのかすこし声が低い。
電車を降り、階段を下りきると改札を抜け右に曲がる。外国人の多さに力哉が一人目を開かせ、幾らか歩くとガラスばりの空間にたたずむ巨大な赤い門が見えてきた。けど用があるのはバスターミナルなので門はくぐらず左に回る。昨日調べた停車番号のところの列を見れば同じ高校の制服が十数人ほど見えた
「見えたあの門すごいですね」
「力哉見たことないの?」
「俺富山生まれなんで金沢あんま知らなくて」
「え、そうなんだ。初めて知った」
富山の都会にで育ち、石川の都会での生活のせいか方言があまり強くなく、力哉自体なまりがほとんどないので、今まで意識したことがなかったなく言っていなかった。
「じゃあ方言とかわからないね」
「そうですね。けど意外と全然普通に話せます」
「「だっちゃかん」ってわかる?」
「「だっちゃかん」?何ですかそれ、。いおk」
「「だめ」って意味。まぁ石川でもほとんど使う人いないけど」
「それじゃ聞いてもだっちゃかんじゃないですか」
「そんなかんじ」
「金沢に近いからか学校の人もそんなに方言使いませんね。もくずさんも」
「意図的に使おうと思ったら使えるよ。「いいじ」とか「やらんがん?」とか」
そんな話をしているとバスがやってくる。バス停から金沢城までは直通ではないが、徒歩10分程度のところにあるのでそこからは歩くつもりだ。
「これ入れますかね」
生徒以外にも通勤と思われるサラリーマンもちらほら並んでいる。
「フィジカルで入ればいい」
「多分もくずさん⋯負けますよ」
サラリーマンは横にでかく、えらく華奢なもくずさんが太刀打ちできるとは到底見えない。
一人一人バスに吸い込まれていく。後ろから詰め、前、中と埋まっていくので入れるか予想が付きづらい。祈りながら列に従っていくと、運よくぎりぎりでどちらも乗ることができた
「ラッキーですね」
「この乗車券どうやって使うの?」
搭乗時に機械から受け取った紙を人差し指と親指でつまむ
「降りるときにお金と一緒に精算機に入れればいいですよ」
もくずさんはバスをあまり使わないのか、乗車券やバス型定期を不思議そうにみている。
到着まで15分ほどので電車同様、子犬の動画を見せようと思いスマホをといり出す。さっきと違う子犬の映った画面にし、横を向けばもくずさんがパンフレットを見ていた。昨日の夜必死に探し、鞄の底でくちゃくちゃになっていた力哉のと違い折りたたまれた跡以外新品同様だ
「城回った後2時間くらいあるね」
「ご飯食べたり近くのスポット行ったりとかですね」
「玉泉院丸庭園って知ってる?すごく綺麗なんだって」
「お姉ちゃんが言ってた」と付け加えパンフレットの地図で指さす。金沢城の場を縁取った線の内側に小さく名前が書かれていた
「じゃあ自由時間はそこ行きましょう」
特段他に行く当てがあるわけじゃないので賛成する。それより力哉はもくずさんが提案したことに驚いていた
「もくずさんって遠足とか乗り気なんですね、なんか意外です」
「確かに、なんでだろ」
パンフレットを鞄につめ、次の目的アナウンスが流れる。同時、青く光る信号な中、にぎやかにごった返す車体が急ブレーキを踏んだ




