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THE WORLD  作者: SEASONS
4月25日
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2253/2331

言葉の意味

………。



上手く言葉に出来ない想いを抱えながら、

深海さんの言葉を何度も何度も思い返してみました。



…今の私には使えない?



秘宝を使いこなすことは出来ないそうです。



…それと、自分を信じること?



自分を信じて瞳に宿る想いを信じること。


そしてもう一つ。



…兵器はまだ完成していない?



それらの言葉を思い出してから、

御堂さんに話し掛けることにしました。



「あ、あの…。」


「ん?何か分かったのかい?」



私に期待してくれている様子の御堂さんですが、

結果的には首を左右に振ることしかできませんでした。



「い、いえ。私には分かりませんでした…。」


「そうか…。やっぱりすぐには無理か。」



…はうぅ。



私がお役に立てなかったことで、

御堂さんはため息を吐いているようでした。


もしかするとウィッチクイーンさんにお願いしたほうがいいと考えているのかもしれません。



…あぅぅぅ。



せっかく御堂さんにお願いしていただけたのに、

何もできない自分が情けなくなってしまいます。



…少しくらい、お役に立てればいいのに。



何とかしたいと思うのですが、

今の私には何もできません。



だから、深海さんの言葉を伝えることにしました。



「あ、あの。でも…声が聞こえたんです。」


「声?」


「は、はい。」


「誰の?」



…えっと。



疑問を感じて問い掛けてくる御堂さんですが、

隣にいる薫も興味があったのか、

私の言葉に耳を傾けているようでした。



「その…。深海優奈さんの声が聞こえたんです。」


「…なっ!?」


「!?」



深海さんの名前を聞いた御堂さんは戸惑っている様子でした。


そして薫も驚いて声を上げそうになっていましたが、

必死に堪えて話の続きを聞いていました。



「深海さんは『今の私にはまだ秘宝は使えない』と言っていました。」


「………。」



深海さんの言葉を伝えたことで御堂さんは黙り込んでしまいました。


きっと深海さんの言葉の意味を考えているんだと思います。



なので、もう一つの言葉を伝えることにしました。



「それと兵器はまだ『完成していない』とも言っていました。」


「えっ!?まだ完成してないのかい!?」



予想外の言葉だったのでしょうか?



「………。」



再び黙り込んでしまった御堂さんは、

深海さんの言葉を信じるかどうかを悩んでいるように見えました。



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