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決戦は近い
《サイド:黒柳大悟》
…もうすぐだ。
この街道を北に進めば王都にたどり着くはず。
1万4千の海軍を率いて王都セルビナへと続く街道を進んでいく。
「もう少しで王都に着くだろう。」
セルビナ王国の地理はあまり詳しくないのだが、
今は飯塚駿一という道案内役がいるからな。
特に迷うこともなく順調に進めている。
「到着はおよそ1時間後といったところか。」
まもなく夜明けになる。
現在の正確な時間は不明だが、
日が昇るまでには辿り着けるだろうと推測していた。
「決戦は近い。各自油断することなく敵軍の攻撃に気を付けろ!」
王都へ近付くほどにセルビナ軍の攻撃を受ける可能性が高まるからだ。
残存する陸軍や陰陽師軍がいつ攻めて来るのかも分からない状況でもある。
気力と集中力を維持しつつ、
十分な警戒は続けておく必要があるのだ。
…まあ、よほど大規模な襲撃でも受けない限りは対応できると思うがな。
いざとなれば御堂君に迎撃してもらえばいい。
平野での戦いとなれば自由に大規模魔術が使えるからな。
警戒は続けるが戦闘になっても何とかなるだろうと考えながら、
黙々と王都に向かって軍を進めることにした。




