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THE WORLD  作者: SEASONS
4月22日
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1898/2421

近しい雰囲気

《サイド:鈴置美春》



…へぇ~。



本当に扇だったのね。



常盤さんが生み出したルーンを見た瞬間に、

私の視線は釘付けになってしまっていたわ。



「それが翔子の扇なの?」



私とは異なる形だけど。


どことなく近しい雰囲気を感じるのよ。



光の扇…なのよね?



始めて目にした扇を真剣に見つめてしまう。



「それが…翔子の?」


「あ、あの…。よければどうぞ…。」



常盤さんは笑顔でルーンを差し出してくれたわ。


その気持ちはありがたいと言うか、

触ってみたいとは思うんだけど。



「私が触れても良いの?」


「あ、はい。大丈夫だと思います。」



…だったら良いのかな?



遠慮気味に差し出されたルーンを受け取ってから両手で扇を開いてみる。



私のルーンと比べるとかなり小さな扇だけど。


何故か懐かしくて、

どこか思い入れがあるような不思議な感じがするの。



…これが翔子のルーンなのね。



初めて目にする翔子のグロリアスクイーンを持っただけで、

不思議と温かな気持ちを感じてしまったのよ。



…翔子の心を感じる気がするわ。



翔子はここに…ここにいるのよね?



…死んでもまだ想いを残せるなんて。



魂の象徴とも呼ぶべきルーンに宿る想いが感じられたことで、

自然と微笑みを浮かべてしまっていたわ。




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