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THE WORLD  作者: SEASONS
4月21日
1735/1864

攻撃の反動

《サイド:藤沢瑠美ふじさわるみ



「まあまあ、つばめ。ここは穏便に…ね♪」


「………。」



苦笑いを浮かべながら説得してみたことで、

ひとまずつばめは落ち着いてくれたわ。


だけどその間にも所長は攻撃を続けようとしているのよ。



「西園寺君。きみの活躍を期待している。」



つばめに後始末を押し付けて、

攻撃に集中し始めたの。



「滅べ!!フルブレイクっ!!」



次に所長が放ったのは地属性の最上級魔術ね。


本来なら大地を粉砕するほどの大爆発を起こす魔術なんだけど。


一応、海に向けて放つことも出来ることは出来るわ。



…ただこの場合は威力が低下するんだけどね。



それでも強引に爆発を起こしたことによって大規模な衝撃波が広範囲に撒き散らされてる。



再び周辺一帯を飲み込むほどの大規模な津波が発生して数多くの漁船を転覆させていったのよ。



…それに。



ホンの一瞬の出来事だったけれど。


広大な海において海底が見えるほどの巨大な大穴を空けて、

数えきれないほどの漁船を海の底へと落としていたの。



「「「ぐあああああああっ!!!」」」


「「「う、海がーーーっ!!」」」



「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」」」」



次々と海上に響き渡るセルビナ軍の悲鳴。


所長が放った魔術の破壊力が凄まじすぎて、

周囲に迫りつつあった漁船の一団が軒並み海の底へと沈んでいったのよ。



…だけど。



当然、破壊の代償として幾つもの大津波が救助活動中の海兵達の側にまで迫ろうとしているわ。



「う、うわーーーっ!!!」


「し、死ぬぅ!?」



海上の海兵達が恐怖を感じて顔を引き攣らせるのとほぼ同時に、

つばめと私の魔術が何とか間に合う。



「「ファルシオン!!」」



重なり合う私達の声。


全く同時に放たれた強力な冷気が複数の津波を一瞬にして凍り付かせたのよ。



「あ〜〜〜~!もうっ!!所長っ!!いい加減にしてくださいっ!!津波の相殺の為だけに、私達の魔力を浪費させるつもりですかっ!!」



本気で怒鳴るつばめだけど。



「はっはっはっは!」



所長は気楽に笑っていたのよ。



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