4段階
「それじゃあ、説明するわねっ♪」
「あ、はい。お願いします。」
「うんうん♪とりあえず乃絵瑠ちゃんの訓練に関しては全部で4段階を考えているわ♪」
…4段階?
「ええ、そうよ。順番に説明すると…1つ目が光によって影を生み出すことになるわね。」
…あ~、そういえばそういう話だったっけ?
光があるところには影があって、
光を操れば影も操れるとかなんとか?
そんな話だったわよね。
「うんうん。ちゃんと覚えてるようね。」
…えぇ~?
なにこれ?
…なんていうかもう。
確認するのも馬鹿馬鹿しくなってくるんだけど?
…こうやって考えてることさえもバレバレなのね。
「うふふっ♪さあ、どうかしら?」
…いやいや。
…どうっていうか、確定よね?
「かもしれないわね♪」
………。
「あらあら、顔色が悪いわよ?大丈夫?」
「…その原因は明らかですよね?」
「さあ?私には分からないわ♪」
…はぁ?
今、一瞬だけ殺意を感じてしまったわ。
「あらあらあらあら、目が怖いわよ乃絵瑠ちゃん♪少し休憩してみる?気持ちよくなる方法を幾つか試してあげるわよ?」
…うあぁぁぁぁ!?
それって絶対に、良い意味で、じゃないわよね?
「け、結構です!」
「あらそう?それじゃあ、説明を続けるわね。」
ものすごく残念そうな表情でため息を吐いた美咲さんは説明を再開し始めたわ。
「えっと…次の2つ目が影を自在に操れるようになることよ。」
ここまではまあ、すでに分かってるというかなんて言うか?
1つ目と2つ目は一繋がりって言う感じよね。
「ええ、そうね。そして3つ目が影から闇を極めることになるわ。」
影から闇?
それって影の操作をきっかけとして、
闇を扱えるようになるのが目的ってことかな?
「そういうこと♪で、それから最終的に4つ目が…まあ、そこは追々で良いわね♪」
…え?
…最後は説明なし?
最後を隠してしまった美咲さんの言動に疑問を感じてしまったわ。
「さ、最後は…?」
「それは3つ目まで終わったら、その時に説明するわ♪」
…うわぁ〜〜〜。
ものすごく嫌な予感しかしないんだけど?
「ひとまずあとのことは置いておくとして…今は影を使えるようになることが最優先よっ♪」
私の追求はあっさりと打ち切られてしまったのよ。
…まあ、実際にそうだから何も言えないんだけど。
確かにね。
今は私に出来ることをやっていくしかないのよ。




