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THE WORLD  作者: SEASONS
4月21日
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1693/1956

ちょっとだけ残念

《サイド:栗原薫》



「ありがとう、薫♪」



自然な笑顔。



私の説得がちゃんと通じてくれたのか、

成美は恐怖から立ち直ることができたように見えたわ。



「ありがとう。薫っ♪」



…ふふっ。



「どういたしまして」



成美が笑顔を取り戻したことで、

私も嬉しくて笑ってしまったの。



「ずっと傍にいるから怖がらないでね。」



囁いてから手を離す。



…本当はもうちょっと抱きしめていたいけどね。



さすがにこの状況だと無理があるわ。



少し残念な気持ちを感じるけれど。


ひとまず成美から離れることにしたの。



…まあ、とりあえず今は。



成美の手をとってしっかりと握り締めておくことにしたのよ。



「はぐれないように、手を繋いでおきましょう。」


「うんっ♪」



ちゃんと傍にいることを示すために手を繋いだことで、

成美は笑顔で頷いてくれていたわ。



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