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第2話 半年後

急ぎ足ですいません。

相変わらず不定期になります。

拙い文章ですが、よろしくお願い致します。

 俺が生まれてから半年が経った。



 こっちにも季節なんかはあるのだろうか。



 この半年で色々なことがあった。


 俺が生まれてから、1か月ぐらいで何かどす黒い色の液体をカプセル内に入れてきた。


 スライムもほかの生命体も関係ないように全てのカプセルに入れていく。


 今思えば、実験だったのだろうが、その時の俺は何もやることがなさ過ぎてハイになっていたので、あまり覚えていない。


 その液体で身体中に激痛が走ったことは覚えているが、それ以外はさっぱりだ。


 石が入れられた時もあった。俺の中で溶かしたが、溶かせると分かるまでずっと喉の奥に魚の骨が引っ掛かった状態だった。


 あれは、キツイ。


 なったことのある人ならわかるだろう。



 時には剣や盾、しまいには魔法まで俺に浴びせてきた。


 あの時は、本気で死ぬかと思った。

 途中部分的に消滅しながらも、何とか生き残った。


 だが、魔法で消滅するあたり、俺はモンスターに転生したことを改めて思い知った。



 しかし、俺の周りのカプセル内で現存していると思われる生命体の数は5つしかない。


 あとは、魔法やら剣やらで消滅するやつ、カプセルを突き破って処分されたやつ、いつの間にか死んでたやつ…と数えるときりがないが、俺を含めて6つのカプセルしかここには残っていない。


 6つのうち、スライムは俺のみ。


 他は視界に入っている限りだが、頭が猿で体が虎、尾が蛇である鵺のような奴。


 上半身人型で下半身がムカデのように人間の足が何本も左右に付いている奴。


 骨のみなので生きてるか死んでるか分からないけど、時折骨の色が変化する犬型の骸骨。


 やたらと植物が体に纏わり付いている痩せ細った老人。


 あとは、煙が体から噴き出している妖精のような奴。


 いろんな種類?の奴が生き残った。



 それに近々、戦争を起こすらしい。


 研究員の会話を盗み聞きした結果だ。


 俺たち人工生命体とは何だと聞かれると、誰が考えても戦争の道具だと考えられる。


 決して愛玩動物とかではないだろう。……それはそれで困るな。

 その上ここは異世界だ。


 何が起こるか分からない。



 っまた、研究者の声だ。


 何でもいいから情報を集めよう。


 戦争になんか参加したくない。




「おい、〈K-150093〉はまだ目覚めないのか!」


「も、申し訳ございません!も、もうしばらくお待ちくださいませ!必ず!目覚めさせますので!」


「ふんっ!その言葉ももう何回目だろうな」


「こ、今度こそは!必ず!」


「まあいい、また来る!その時には目覚めさせておけよ!」


「は、ははっ!」




 ふむ、〈Kー150093〉とは俺達と同じ生体兵器のことだろうか。



 だが、目覚めさせるとは何のことだ?



 うーん…考えても仕方ないか………。




「くそっ!あいつめ!なぜ目覚めない!魔素量は十分のはずだ!」




 魔素量…?魔素とは何だ?魔法の素か…?


 だが、そんなものを持ち歩いている訳ではない。杖に仕込んであるのか?それとも大気中に漂っているのか?外に出ると同時に確かめることが増えたな。



誤字脱字があればどんどんお願いします。

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