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現代魔法の高校生  作者: よっしー
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四話 親父そりゃないよー

「はっはっは。まだまだだな息子よ」


「これからだ。親父」


俺たちは激しい(はたから見れば)戦いをしていた。なぜ朝から戦ってるかって? それが俺と親父との日課だからだ。いやー世界が変わっても親父が変わってもこの日課はあるんだなー。そんなことを考えていたら不意に衝撃が走った。


「くっ!」


親父の攻撃だ。普通の人なら見えないであろうスピードで繰り出されたそれはまるで弾丸のようだ。というかまんま弾丸と同じくらいの威力があるのだが…ステータスという概念が増えたせいで俺と親父との日課は元の世界よりも激しさを増していた。


「このっ! 喰らえ」


俺のステータスのスピードにものをいわせて攻撃する。常人の五千倍のスピードでの攻撃だ避けられないだろう、そう思っていた。


『がっ!』


「んな…」


何とその攻撃を防いだ。どうやったんだよ……常人の五千倍だぞ…


解: 勘です


勘かよ!! すげえな勘。


「ふう、そろそろ止めにしよう。しかし成長したな息子よ」


「ああ、勿論だ。これからも強くなるぞ」


「それは楽しみだ。それに最後の攻撃は凄かったな。俺でも見えなかったぞ? 光速越えてたんじゃないか?」


それをあなたは防いだんですね。勘で。もうすごいとしか言いようがありませんよ。流石俺の親父だ


「それより学校はまだいいのか?」


「ああ、もう少しだけなら大丈夫だ」


「そうか、しかし残念だったな。妹のほうが優秀で」


「仕方ないよ。俺には才能(力を抑える)が無いんだ。」


「む? そんな事はないさ。お前も俺や母さんの子だ。まあ血は繋がって無いけどな。がっはっはっは」


ん? イマナンテイイマシタ?


解: 白雪と一挙、恵美、夏代とは血が繋がっていません


「ええ!? そんなの初耳だよ親父!」


「そりゃそうさ。言ってなかったからな」


何で今言ったんだよ親父……ん? ちょっと待てよ……


「親父、それは恵美も知ってるのか?」


「いや、知らねえんじゃねーか?」


よかったー。これがバレたら確実に「結婚しましょう。お兄様」って言うだろうからな。恵美には幸せになって貰いたい。


「なんの話ですかー? お兄様、お父様」


あ、これ、オワタ。…そのあと全てを話しその事を隠そうとしたことをこってりと怒られました。親父の野郎は逃げたぜ。それこそ全速力で。覚えてやがれ






「そうだったのですか……お兄様!」

「……はい」

「結婚しましょう!」


やっぱりきたよ。そうなると思ったよ。前の世界の妹もおにいちゃんと結婚するーって言ってたもんなー。同じ接し方って聞いたときからそうなんじゃないかと思ってたんだよ。……どうしたもんかな? 誤魔化すか? 誤魔化すか、そうだなそうしよう。どうしたらいいと思う?


解: …………


何か答えろよ! 


解: エラーデス


肝心なときに役に立たなかった!


「お兄様? 嫌なんですか?」


「あ、いえ、そんなことは………」


「なら結婚成立ですね!」


「いやちょっと待とうか! 卒業してからにしよう。うん。そうしよう」


「お兄様がそこまで言うなら…そうしましょうか」


なんとかこの場は切り抜けたぞー! よかった!


「よし、話もまとまったしそろそろ学校に行こうか?」


「はい。そうしましょうお兄様」


「そういえば恵美は通常の授業、受けるのか?」


「そう言うお兄様はどうなんですか?」


「俺は魔法の練習したいからな。通常の授業は受けずに魔法に力を入れようと思う」


「でしたら私も受けません。お兄様と一緒に帰りたいですから」


「恵美の好きなようにすれば良いんだぞ?」


「でしたら尚更私はお兄様と帰る方を選びます」


そんな他愛もない話をしながら学校に向かった。そのさい結婚式は何処でするだ子供は何人欲しいだとかを聞かれたような気がするがそこは完璧にスルーしておいた。さすがだ、俺。よく頑張った!


「ではお兄様。またお昼休みに」


「ああ、行ってらっしゃい」


「はい。行ってきます。お兄様も頑張ってくださいね」


「ああ。………さて、俺も行きますか」


「神城ー。おはよー」


ん? はて、誰だったかな。…………………………………ああ、そうだ確か同じクラスの友澤隼人だったけ。え? 気ずくのが遅い? だって俺は基本的に友達作らないんですもの。誰だ? 今ボッチとか言ったやつはー。俺はボッチじゃないただ単にめんどくさかっただけなのだ………すいません。嘘です。今度こそは友達作ろうって思ってました。はい


「何ですか? 友澤さん」


「ああー隼人でいいよ。あと言葉遣いも普通にしてくれ」


「分かった。これでいいか?」


「ああ、それでいい」


「それで、何の用だ?」


「いやさ。お前は班どうしたのかと思ってさ」


班? 何のことだ?


解: 昨日先生が説明の時に言った大会の事です


ああーあの時かーやっちまったなー何も聞いてなかったは……道理であの時皆が喋ってた訳だ


「すまん。先生の話聞いてなかったからよく分からん」


「なにやってんだよ。班って言うのは選抜試験の大会に出場するために組むチームの事だよ」


「ふーん。それは絶対か?」


「いんや。出たいやつだけらしいけど大会の上位六名はこの学校の代表として全国現代魔法総合大会に出れるらしいぞ? ちなみにこの全国大会の最高記録はなんと十年以上やぶられてないらしい」


「へーそれは凄いな」


「だろーそんでその最高記録保持者は一挙って言うこの学校の卒業生らしいぜ?」


一挙? 偶然? 偶然だよな。流石にそんなことがあるわけ……


解: 白雪のお父様です


嘘だー! あの親父が! そんなに凄い奴だったなんて…


「で、ものは相談なんでけどよ? 神城、俺と一緒に大会に出てくれねーか?」


「いいぞ」


面白そうだしな。なにより親父の記録を塗り替えてやるー


「そうだよなーやっぱ駄目だよなー………って良いのかよ!」


「あたりまえだ。そんな踏みつぶ………やりがいのある大会に出ないほうがおかしいだろ」


「お前今踏み潰しがいがあるって言おうとした!? Cクラスなのに凄いな!」


「お前もCだろ?」


「そうだけど!」


「まあ、いいから出るってことで。それより二人で出れるのか?」


「あ……」


「やっぱり無理なんじゃないか…」


「いや、最低でも三人居れば良いらしいし……」


「んーそれはクラスが違ってもいいのか?」


「ん? ああ、学年が同じならいいと思うけど……俺たちCとなんか組んでくれないだろ?」


「そうでもないぞ?」


「どういうことだ?」


「昼休みに教えてやるよ」


「思いあたりがあるのか!」


「ああ、まあな。楽しみにしていろ? 優秀だからな」


「それは楽しみだ。まあ期待せずに待っとくよ」


「お前絶対に信じてないだろ……まあいい。それより授業、遅れるぞ」


「そうだったな。早くいこう神城」


「ああー俺のことも下で呼んでいいから」


「分かった。白雪」


「ああ」


「これからよろしく頼むな」


「こちらこそ」


良い友達になれそうだ。

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