三話 入学式と妹登場ー
少しばかり劣等性を参考にしました。
長い。とてつもなく長い拷問のような時間。俺を眠りという名の楽園へ導くその声。そしていざ楽園へ旅たてば一緒にいる者達の笑いの種として一生を過ごすことになる過酷な時間。そう……校長の挨拶だ。
「君達は……で、あるからして…入学おめでとう」
ふあっ、危ない。もう少しで楽園に旅立つ所だった。…やっと終わったか。入学式、楽…眠たくなるランキング(俺調べ)堂々の一位、校長の挨拶。いやー毎回思うけど何であんなに長いんだろうね。俺の永遠の謎だな。
解: 誰も叱る人が居ないからだと言われています
まさかの解答きたよ。永遠の謎がいま終わりを告げちゃったよ。…ちなみに何で叱る人が居ないと長いの?
解: 人間は人に自分の考えを伝えるのが苦手な生き物です。なのでどうしても自分の考えを伝えるには話が長くなってしまいます。しかし話が長いと先生または上司に怒られますしかし校長に怒る人は居ませんなのでどれだけ長く話しようが構わないからです
な、なるほど。確かにそうだな。いまここに校長の挨拶が長い理由が明かされました。
「えーでは、各自の教室に移動してもらおうと思います。まずCクラスは綾瀬瑞木、友澤隼人、・・・神城白雪。次、Bクラス安城七海、・・・次、Aクラス火冬灯焔、・・・神城恵美」
ん? 神城恵美? 偶然かな? まあいいか……ところでクラスってどうやって別れてるんだ?
解: クラスは実力が高ければ高い程Aクラスに平均的な実力はBクラスに低ければCクラスにというように別れています。
「あーなるほど」
なぜ俺がCクラスかと言うと入学式の前に魔力を測定したんだけど、どうも俺の魔力は高すぎるらしく測定器が反応しなかったからだ。おかげで俺には初日そうそうにゼロマナ白雪と言う二つ名まで出来てしまった。はあ、これ作ったやつを殺したい
解: 白雪の後ろ三番目に居ます
いや殺さないからね!?
解: 残念です
何が!? まあそれはいい特に気にしてないしね。でもちょっとした意地悪くらいしてもいいよね。……と言う訳で俺の後ろ三番目に座ってるやつからスキルと魔法を全て奪っておこう。うん。それがいい
「さあ、早く移動しよう。何処がCクラスかな?」
解: 体育館をでて階段を登った先です
「ふーん、行くか」
きっと俺は一人で話してる危ない人だと思われてるんだろうなー。そんな事を考えながら俺はCクラスに向かった
「えーこのCクラスを受け持つことになった白井だ。分からないことが有ったら何でも聞いてくれ?」
担任は白井と言うらしい。まあ直ぐに忘れるから特に問題なしっと
「よし、では皆に自己紹介してもらおうか」
瞬間教室が騒がしくなる。正直に言おう……うるさい。いや割りとマジで、俺みたいに友達を作ろうとしないやつにとってはとても迷惑極まりないものなのだ。べ、別にボッチとかそんなんじゃ無いんだからね。自己紹介はそんな俺の心を知ってか知らずか右の前から順番に自己紹介していく。あ、俺の番だ
「よし次、神城」
仕方ない。やるか…
「えー神城白雪です。趣味は無し、特技もこれといって無い以上」
あれ、皆が凄く微妙な顔してるな? 何でだろう? あはははは
「そ、そうか。じゃ、じゃあ自己紹介も終ったしこれから授業について説明するぞ? まず科目だが普通の国語、数学、理科、社会に加えて現代魔法を学んで貰う。勿論知ってるだろうが普通の科目は受けても受けなくてもいい」
え! 受けなくていいの!?
解: はい。現代では魔法のほうが需要が高いため殆どが通常授業を受けません
そうなのか。はじめて知った
「それじゃあこれで説明終わるぞー。明日からいきなり遅刻なんかすんなよー」
あ、説明は終ったらしい。先生が出ていく。先生が出ていくと女子は周りの女子と趣味の話をしている。男子はお互いに気に入った子の話をしている。うん。俺はお呼びじゃないな。早く帰ろう。そう思ったときだった
「すみません。このクラスに神城白雪さんは居ますか?」
透き通るような綺麗な声が響いた。その声に全員が声のした方を向く。そこには真っ黒な髪を腰の辺りまで伸ばし顔は取って付けたように整っているいわゆる美少女がいた。……誰だ?
解: 白雪の妹です。名前は神城恵美
………なんですとー! 俺にはあんなに可愛い妹がいるのか! しかも双子か、双子なのか?
解: 双子です。接し方は元の世界にいた妹さんと同じです
いやちょっと待てー! 確かに俺には妹がいたけどもその妹は二歳だぞ、二歳! それと同じってどういうことだー!
「あ、お兄様。そんなところにいたんですね……お兄様ー!」
『がっしり』
て何でだー。何で抱きついてきてんの!? ほんとに二歳の妹と同じ接し方でいいんだな!
解: はい
………やってやろうじゃーねーかー!
「恵美、こんなところで止めなさい。他の人が困っているじゃないか」
「す、すみません、お兄様。迷惑を掛けてしまって」
「いや分かればいいんだ。それより何の用だい?」
「は、はい実は一緒に帰ろうかと思いまして……」
「そうか。分かった、一緒に帰ろうか」
「はい!」
何この笑顔ー眩し過ぎるー! て言うか何処の劣○生だよ! こんな兄弟居ねーよ普通。何でこんなになついてんだよ。え? それよりどんな接し方してんだって? 兄なら妹にかっこいいとこみせたいじゃねーか。
「お兄様? どうかしましたか?」
「いや、恵美は可愛いなと思ってな、似合ってるぞ、その制服」
「あ、ありがとうございます。お兄様。…お兄様も素敵です」
「そうか、ありがとう。さあ帰ろうか」
「ええ、こっちです。お兄様!」
可愛い過ぎるでしょうがー!
もうすぐクリスマス……
受験生にはつらい時期………




