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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
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久しぶりに戦います!

ふぁーあ・・・戦闘シーンムズい・・・

『・・・で、反省した?』

依姫「反省・・・しましたぁ・・・すみませんでしたぁ・・・」


ここまですれば、もう突っかかって来ることもないだろう。


『さてと・・・王宮にでも行ってみるか・・・』

???「待ちなさい。」

『・・・まだ俺を止める奴がいたのか・・・』

???「私の妹が負けるなんて・・・貴方何者!?」

『この世の穢れ・・・かな?』


本当は違うが、こう言った方が怒るだろうと思っての事だ。


???「穢れ・・・だと!?」

『さぁ・・・どうする?あ、聞くまでもないか・・・』

???「・・・行きなさい、我が兵士よ・・・消し飛ばせ!」


すると女の後ろから、三万人程の未来兵器に身を包んだ兵士が現れた。

手の先に砲台を付けている者、足から緑色の炎を吹き出す者、体が無く、手、足、首が浮かんでいる者。これを幻想郷に連れていったら、いい大道芸になれるだろう・・・


『手始めに三万人か・・・肩慣らしだな。十秒・・・いや、五秒かな。』

???「かかれ!」


まずは突っ込んでくる奴等に鉄拳を素早くかまし、怯んだすきに敵陣に潜み込む。そして最後は妖力をスピードにつぎ込んで殴りまくる。


『アッハハハハハハハハハ!』


俺が笑い終わる頃には、金属と倒れた人間しか残らなかった。


???「第二部隊、近代光化学兵器用意!」


すると今度は砲台が何千も置かれた。


???「焼き尽くせ!」


俺は素早く右手を前に突き出した。


『光は闇に、闇は力に!行くぜ、銀刀砲!』


光エネルギーを闇エネルギーに変え、銀刀砲を撃つ。たちまち砲台は瓦礫と化した。


???「・・・彼等を出しなさい。」

兵士「彼等と言いますと・・・まさか奴等を出すのですか!?」

???「そうです!」

兵士「・・・畏まりました。」

???「・・・特殊部隊、対惑星外生命体小隊、行け!」


俺は、途端に凄まじい殺気を感じ、不自然に口角が上がった。



刹那



ドゴッガガガガガゴキン!ガバキャメキドシャッ!


『ふぅ・・・避けてなければ死んでたぜ・・・』

???「避けてなければ楽になれたろうに・・・俺はアルファ。コードネームじゃなくて、生まれつきだ。」

『ふーん・・・生まれながらに運命を背負うのも大変だろう・・・』

アルファ「だが、お前もそうだろう・・・」

『俺は運命を壊してきたから、あまりわからねえな。』

アルファ「俺はその力が足りなかったから、こうして運命に縛られてるんだろうな・・・」

『良いこと教えようか。もし俺に負ければ、地球上の生命体も倒せずに対惑星外生命体なんてできねえからクビになるぜ。』

アルファ「その為には全力で行くが死ぬなよ?」

『いいぜ・・・はっ!』


お互い飛び上がると、武器を手に取った。俺はダーインスレイブを。アルファは・・・日本刀を。


ガキン!


『随分といい剣をお持ちのようで。』

アルファ「あんたのは神話武器だろうが!」


刃を交わらせ、弾き返すと今度は遠距離武器を取り出した。俺はワルサーを。アルファは・・・


『ファッ!?なんだそれは!』

アルファ「ドーベンウルフ!今すぐに消し飛ばしてくれる!」

『仕方ねえ・・・久しぶりに使うぜ!』


剣技その死『次元斬』


ドーベンウルフは、消え去った。


アルファ「そうこなくては!行くぜ、奥義!」


奥義『存在符 左手→浄化 』


アルファの左手が光だし、その光が一直線に俺の元に来た。


『くっ・・・ぐあっ!?』


バカな・・・光が曲がっただと!?何もなかった筈なのに・・・


アルファ「今から、お前を全力で浄化する!」


奥義『存在符 足、右手、片肺、片腎臓、肋骨三本、血液700cc→浄化 』


マズイ、このままでは確実に死ぬ・・・俺は必死に考えを巡らせた。光が曲がったのは・・・あいつの意思?つまり光は幻覚で、本体は浄化エネルギー・・・だから光エネルギーを闇エネルギーに変換しても消えなかったのか・・・だったら浄化するという精神エネルギーを超える意思を持てばいい!


『やぁっ!せいっ!』

アルファ「なっ、バかな!俺の意思を上回るだなんて・・・ゴフッ・・・」

『まったく・・・まさか体の半分を犠牲にするとは・・・お前、βからζはどうした。』

アルファ「蠱毒の原理だよ・・・俺以外は全滅だ・・・」

『御苦労様・・・さぁ、次はどいつだ!』


久しぶりにかなり強い奴と戦えて、結構満足しているが、まだまだ戦えるはず!


???「くっ、まさか特殊部隊までやられるなんて・・・」

兵士「このままでは、我らの負けです・・・豊姫様。」

豊姫「・・・あれを出しなさい。ありったけ。」

兵士「・・・確実に勝つつもりですね。」

豊姫「えぇ・・・近未来工学自立疑似人間型兵器、発信!」


ガシャン!バシュバシュバシュバシュバシュッ!


『おいおい、これは何処のSFだ?』

豊姫「月の科学を思い知れ!」


たちまち、俺の周りに十体の巨大なロボットが現れた。


豊姫「コードta6i7v!」


するとロボットの手が開き、中から無数のミサイルが現れた。


『ミサイルって・・・もう・・・』

豊姫「撃てッ!」

『最高だァァァァァァァァァァ!』


チュドドドドドォッ!


俺は爆風の中を駆け抜けた。こんなにスリルがあって楽しい戦いなんて、そうそう出来ないぜ!


『お返しだ!』


破壊『浮かぶ魔方陣』


この技は、銀刀砲を打ち出す魔方陣を幾つも展開し、能力で空中に散布させる技だ。そして・・・


『・・・発射!』


これを使うと、暫くは光で何も見えなくなり・・・


豊姫「・・・バかな!」


辺りは何も無くなっているのだ。


『さてと・・・残りはお前だけだ。』

終夜「月ね・・・月にはウサギさんがいるんだよ。」

鈴仙「ウサギなら私がいるじゃないですか!月出身の!」

終夜「・・・鈴仙、死ぬのと死ぬ程苦しむのとどっちがいい?」

鈴仙「それだったら死ぬ程苦しむの方が・・・」

終夜「よし、来なさい。」ズリズリ・・・


その後、鈴仙の姿を見た者はいなかった・・・


さて、そろそろ月もお仕舞いかな・・・次は何をしよう・・・

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