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最初の犬

かなり短いですが更新です!

ゼロとの手合わせが終わり、訓練所を後にして俺とライアは宿泊場所へ向かう。


テンプレ通り、全生徒を収容出来るだけの大きさの寮があり普通はそこで生活するのだが、授業開始に間に合うという条件で、その寮以外での生活が認められている。

高学年になるにつれ、ずっと学園内での生活というものに不満が募っていくだろうし良い判断だと思う。


集団での色々と制限された生活は時間の無駄なので、学園にいる間は父の弟であるザレアが管理する別邸で寝泊まりをする。

もちろんライアも一緒だ。

ライアの一般人とは異なる思考回路が一般の少女達と過ごす中で、一般人に毒される可能性もあり得ない話でもないからな。


「お帰りなさいませジルア様」


別邸に着くとザレアが玄関で出迎えた。


「夜ご飯まで時間があるな。

自室で自習でもするか。

時間になったら呼びに来てくれ」


「はい、かしこまりました」


自室へ着くとライアが直ぐに話しかけてきた。


「ジルア様、なぜ手合わせを許容したのですか?すぐに終わらせるのであればする必要もなかったのでは?」


「ああいう手合いは1度でも戦わない限り何度も挑んできてウザいからな。

それに、力の差も見せつけたしな」


ゼロはまだ室内訓練所で気絶してるだろう。


「それなら私でも問題なかったのでは?」


「ゼロの狙いは俺だ。

俺がやらねば意味はない。

たとえライアに負けたとしても相性が悪かったと特に敗因を考えず、俺に挑むこともあっただろう」


「なるほど、そういうことでしたか。

理解が及ばず、無駄な質問をしてしまい申し訳ありません」


「いや、お前はそのままでいい」


そういいながらライアの頭を撫でる。


「お前はそのまま俺への悪意を対処することのみを考えればいい」


「ふぁい」


ライアは目を細め表情筋がゆるゆるになり、俺を見つめる。それを見ながらゼロについて考える。


神の使徒とか言っていたが、何が目的だ?

勇者召喚の邪魔の邪魔でもする気か?

それとも神は神でも邪神、勇者と敵対する側の神というのも考えられる。


何のために接触したか、少し調べるか。


「といっても、監視の目はもう付けてるがな」


「んゅ?どぉしました?」


「何でもない。独り言だ」


「あぁ」


頭から手を離すと情け無い声を漏らし、物欲しげな目を向けてきたが無視をして1つの命令を出した。


「今後、ゼロが気に触るような行動を取っても無視をしろ。俺の楽しみの1つだ」


「かしこまりました。ジルア様」


先程までの間抜け面はなく、命令に忠実な犬が返事をした。


あぁ、この世界で最初の犬をお前にして良かったよ。

お前の住んでいた村を消滅させたのが、俺だと知ったらどんな反応をするんだろうか。

今すぐにでもバラしてやりたい。

けど、駄目だ。もっと良いタイミングがあるはずだ。それまで我慢だ。


楽しみだなぁ。

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