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有意義な時間

本日は4月1日!新元号が発表されますね!

というわけで本日は1時間毎に1話更新していこうと思います!

「こちらがミナ第一王女の待つ部屋でございます」


副団長は俺にそう告げた後、扉をノックした。


「ミナ第一王女!

ジルア様をお連れしました!」


叫び声ともとれるほど大きな声で扉に向かって伝えると扉が内側から開いた。


「待ってたわよジルア君!

さあ王城の探検にいくわよ!」


ミナは小さな木で出来た剣と槍を持ち出てきた。妹のルナも後ろで杖を持って付いてきてる。


「はあっ」


その姿に副団長は溜息を漏らした。


「ミナ第一王女、それにルナ第二王女まで女性なのでそのような遊びは控えてください。

それと客人もいるので言葉遣いを」


「じゃあ外で遊ばせてよ!

それとジルア君は言葉遣いなんて気にしてないわ!それに私達は姉弟みたいなものよ!」


「外は危険なのでダメです。

…仕方ないので王城の探索は許可しますが。

言葉遣いは10歳までに直さないと困るのは自分自身ですよ?」


10歳。その年齢が意味するのは学園だろう。

この世界には小、中、高、大学はないが、学園で10歳から18歳まで勉学などを教えており、貴族は必ず通わないといけない。

そこでの評価は今後の指標の一つとなるので貴族は言葉遣いやマナーを10歳までに徹底される。


「大丈夫よ!私とルナは思考力Dなのよ!

言葉遣いやマナーぐらい直ぐに身につくわ!

今は気にせず遊ばせてよ!」


良く5歳児でこれだけ自分の意見を言えるなと思っていたが思考力がDあるのか。


「はあっわかりました」


副団長は諦めた顔で頷いた。


「やったー!じゃあジルア君は剣を渡すから勇者様ね!私は槍の魔闘士!ルナは賢者!

副団長はそのまま騎士でいいわ!」


「初代国王様のパーティーごっこですか」


そういえば初代勇者は槍の魔闘士、賢者、騎士の3人とパーティーを組んでいたと本に書かれていたな。ちなみに全員女で全員と結婚しハーレム状態だったらしい。


「じゃあジルア君!ここは慣れている私が案内するわ!でも気をつけて!

私達のパーティーで1番強い副団長でも勝てない強大な力を持った恐ろしい熊の魔族がいるから!もしバレたら旅は終わりよ!」


魔族とは今は亡き魔王の子孫的な存在だ。強力な力を秘めていたらしいが300年ぐらい前に全滅した。勇者召喚が行われることを考えたら、恐らくそろそろ復活、あるいは既に復活しているだろうが…

まあ、この場合は子供のごっこ遊びの仮想敵だな。


「その熊の魔族って団長のことですか。

バレたらショックで寝込んじゃいますよ」


少し笑いながら答える副団長。


「さあ行くわよ!」


「おっと」


副団長を無視して、ミナは強引に俺の手を掴んで引っ張っていく。


数時間後、疲れから一旦ミナの部屋で休憩することになった。副団長は部屋の中に入る事は規律でダメなようで外で見張りだ。

子供といえ女性の王族だから、そこらへんは厳しいようだ。

王城の探検は思ったより面白いものが見つかり普通に楽しめた。

面白いものとは王城に仕掛けられた罠や魔法。


それと勇者召喚で使われるであろう部屋の発見だ。

勇者召喚の邪魔の方法のうち王族皆殺し、勇者召喚の部屋の破壊などについて、ある程度対策を考えられたのでとても有意義だった。


「ねぇジルア君は街を見た事ある?」


「うん。と言ってもマトモに見たのは1回しかないかな」


「いいなあ。私達も見たいよねルナ?」


「…そうだね」


「もう!ルナはもう少し自分の意見を持ちなさい!私に合わせるだけじゃダメよ!」


「…うぅ」


「うーん…そうだジルア君!

これからも私と手紙の交換してくれる?」


「勿論だよ」


これは断るわけがないし、前回の手紙でも王都から離れても手紙を送り会おうと書かれており俺は了承していた。

つまり賛成されることはミナもわかっていたことだ。

恐らく目的は…ルナのため。


「じゃあさルナともしてあげて!

手紙なら思った事を書けるでしょ?」


「えっそんな」


少し嫌そうな顔をするルナ。


「それはいいね。僕はルナ姉とも手紙を交換してみたかったんだ!それともルナ姉は僕の事、嫌いだから嫌なの?」


王族とのパイプは多い方がいい。

だが5歳児ということを差し引いて、いや5歳児なのに社交性の低すぎるルナとのパイプがあっても俺の得にならない。


俺をキッカケに少しでも社交性を伸ばせば俺の益になり更にパイプの強化に繋がり一石二鳥だ。だからミナの提案に合わせた。

それに押しに弱いルナだ。

こう言えば必ず断れない。


「…ううん。そんな事ないよ」


「じゃあ決定ね!

王都にいる間は毎日送り合いましょう!ジルア君が王都から離れたら、手紙が届くのに日がかかっちゃうから頻度も減るからさ!」


「わかったよミナ姉」


「…はい」


ルナも渋々了承した。


その日の昼食は3人でミナの部屋で食べた。

その際、副団長は拒否したが押し負けていた。子供に甘すぎる。

これは色々と使えそうだ。

前書きは嘘です。ごめんなさい。

むしろ更新頻度が下がりそうです。

作者の環境がガラっと変わり、執筆の時間が1日どれだけ取れるかわからないので…

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