表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/14

ドラゴン達と人間と世界の現実と

ボックス席に皆で座り、テーブルには様々なハンバーガーと、シルバーさんには蕎麦を用意してみた。


『箸もありますが、持ち方はこうです』

「こうかの?」


箸を私みたいに持ち、蕎麦を食べると、微笑みながら「美味い」と呟いた。

ドラゴンは器用なのかな…。


「唯璃お姉ちゃん、コレ何?」

『コレはチキンナゲット。このケチャップかマスタードをどちらか付けて食べるの』

「…」

『舐めてみて?』


小さいスプーンにケチャップとマスタードそれぞれ付けて舐めさせる。


「私ケチャップ!」

『ケチャップどうぞ』

「私も舐めてみるわ…マスタードかしら(笑)」

「ふむふむ…俺はケチャップ」

「どれ…マスタードじゃの」


ワイワイしながら食事を済ませ、シルバーさんの質問の答えをどうするか考える。


「嬢ちゃん、凄いの。儂の古傷も体力魔力も全回復じゃ。

エンシェントドラゴン自ら言わせてもらう。儂と契約をオススメする。こんな料理を人間が食べれば…嬢ちゃんは馬車馬のように働かせられ、戦に利用されるじゃろ…」

『い、戦…戦争?』

「うむ。今は物資もなく、民の体力は無い、餓死も当たり前じゃからな…」

「じーさんの話は…一理あるが…急げ人間達がくる…俺達と契約しとけ!」

『え、あ…は、はいぃぃ』


ギリギリのラインで契約を済ますと、ズダボロな家族が来た。両親と10歳ぐらいの女の子。


【五雨唯璃、コチラから彼等に話をする。唯璃は…神である自分が呼び寄せた、と】

【…お願いします…】


私はテーブルのゴミを捨てて、掃除をすると、家族を案内する。


『いらっしゃいませ、幕百寿ハンバーガーショップへようこそ!』

「…水を…ほし…い」

『大丈夫ですか?お水です、どうぞ』


3人家族はゴクゴクと水を飲み、氷まで食べてしまう。

顔を上げるとありがとうございますと1枚の銀貨を差し出した。

きっと彼等の所持金で、大事なお金だろうし、最後の所持金かもしれない。


私はリカちゃん達に、この世界の人間達は最低だと聞いた。


『幕百寿ハンバーガーショップへよう「主等、その服装はワザとじゃろ」…へ?』


シルバーさんが私の前に立ち塞がる。


「いくらボロボロに見せかけても、程良く肉付きも良いしな。老人の眼は騙せぬぞ」

「なー…嬢ちゃん。俺達と商売しよう。こんな美味い水、綺麗な氷を出せるなら、金貨50枚は取れるぜ」

「私達が経営するわ。貴女は、邪魔しなければ…ね?」


ゾクリとした。

多分私もリカちゃん達も殺すつもりだ。


「お前がコイツを?なら…俺達から相手になるぜ」

「うふふ。唯璃ちゃん、下がって」

「皆強いから大丈夫!」


物騒だ…この世界。


「スゲー美人だぜ…」

「イケメン、私のヒモになりなさい」


子供は俯くままで、私は子供だから避難させようと近付こうとしたら、私はエメラルド・デ・エメラルデ…メラさんに止められた。


「唯璃ちゃん、不用意に近付いちゃダーメ」

『でも…』

「10歳ぐらいね、なら、自分の立場を理解していて何かしらしてくるわ」

「唯璃お姉ちゃん、シッカリして。見て、袖に何かしら隠してる…」

「なーんだ、バレたんだ(笑)」


愕然とした。

たった10歳の少女、か弱い少女はニンマリ笑った。


『……』

「フェア、唯璃を連れて奥に隠れていろ。唯璃には…この世界の現実は辛すぎる」

「うむ。フェア、頼むぞ」

「お願いね♥」

「任せて」


私はリカちゃんに連れられ、従業員控室に来た。


「唯璃お姉ちゃん、この世界の現実は、唯璃お姉ちゃんには本当に辛いかもしれない。

唯璃お姉ちゃんは、優しいから。優しいからこそ、騙され傷付く。

だから、私達は唯璃お姉ちゃんを守るために契約したの」

『…まだ、あんな…小さい』

「うん。小さい子供も生きるために必死なんだ…」

『ハンバーガーあげたら…』

「駄目だよ…絶対。そしたら、仲間を連れてきて大変な自体になるよ…」

『……』

「エルフやドワーフや魔族なら構わないよ。私達ドラゴンと協定を結んでるからね」

『…うん』

「…唯璃お姉ちゃん…」


多分3人は、あの家族を許さないのだろう。

だって…店の扉が開く軽快な音が鳴ったから。


「泣かないで」


リカちゃんが私を優しく抱きしめてくれた。


「大丈夫だから」


私はリカちゃんを抱き締めたまま寝付いてしまった。




「寝かせたのか」

「うん。唯璃お姉ちゃんにはこの世界の現実はキツイよ」

「…神も酷なことを…」

「私ね、唯璃お姉ちゃんの力になりたい」

「私もよ」

「ふむ…ならばまずは自分を護れるように護身術を教えよう」

「体術なら爺さんが得意だからな」

「剣術は…」

「俺だな」

「なら私はこの世界の知識」

「私は簡単な魔術かな…」


ドラゴン達は、自分達の仲間を自分達の事を、成り行きとはいえ飢えを助け、と全回復をしてくれた少女を、ただただ見つめていた。



読んでいただきありがとうございます。


感想、誤字脱字、お待ちしてます。


コレから、文章の手直しをし始めます。

ココの描写くわしく!などありましたら、お知らせください。


手直しに関しては今週中に終わらせ、エルフやドワーフを出していきたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ