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『光と陰ースピンオフ冒険譚』: ストレンジアトラクター『いざ魔法世界へ!』  作者: 三海怜


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17/21

第17話

魔法世界に冒険者として生きる孤児であり主人公スタンリー・ケンプ。

そこに生きる人々の様々な些細な行動がまるでバタフライ・イフェクトのように世界を変えていく。


この物語のテーマとなる『ストレンジアトラクター』とは、難しくいうと・・・

カオス理論の研究の中で発見された奇妙な挙動を示す微分方程式の状態の総称のこと。


つまり動的システムが時間とともに発展する際に、予測不可能 で複雑なパターンを形成する現象を指すのです。


そんな泡沫の世界で生きるスタンリー・ケンプ

彼の目を通してその冒険譚を進めていきたいと思います。


また本編である『光と陰ー織りなす夢の形』のスピン・オフとして、本編シーズン4の最後と繋がる物語となりますのでお楽しみに!


さて、では次に学年ごとつまりパーティー単位での役割としては…


これはFグループの王族派とAグループの教皇派の戦いが柱となることは想定されるが、18グループがひしめく中での乱戦でまずは騎馬隊同士の激突となる。旗印を守る守備隊がいるとしても騎馬隊の突撃を許すとほぼ勝ち目がないからだ。


そこで、Fグループでは、3年生は守備隊、2年生の王女騎馬隊は特攻部隊となった。では、スタンがいる1年生のパーティーの役割は何か?? アルベルトはソシアルナイトが兵種であるため王女騎馬隊に組み込み込まれダミアンと念話で連動することになった。そしてダミアン、スタンが前衛、ヘンドリック、アメリア、ユリアーナとフリーダが後衛となるため、遊軍として連動し王女騎馬隊が戦闘するグループの本陣を攻める役割を担う作戦となったのだった。


今更ではあるが、スタン達が所属するパーティーメンバーを紹介しておこう。


リーダーのアルベルトはブロンドの貴公子風、それなりに背が高く体格も良いためルックスはイケメンだ。


ダミアンはアルベルトほど背は高くないのだが、ガタイが良く赤髪ツンツンショートでいかにも武闘派だ。


ヘンドリックはアーチャーであるがスナイパーを目指しており、茶髪のロン毛で細身。スナイパーショットもマシンガンショットもこなす頭脳派


アメリアはプリーストであるため、細身で赤毛のボブカット。温和で優しい性格で外傷も精神もヒーリングしてくれるサポーター役


ユリアーナは巻毛の赤毛でロングヘアー。服で隠してはいるが実はグラマラスでセクシー。後衛からの魔法攻撃がメインとなるが積極交戦派


そこに、スタンとフリーダが加わるのだ。


つまり、スタンとダミアンは前衛、ヘンドリックとユリアーナは後衛からの攻撃

アメリアは最後尾にてヒーラー、フリーダは支援魔法も使えるため攻守使えるいわばミッドフィルダー的役割になる。


そして、各グループの約1っか月に及ぶ訓練が始まった。

この練習は大会会場である王家の谷での実地訓練が許されておりその期間に本陣の設置を終えることになるのだ。


すり鉢状になっている谷の底は草原平野となり騎馬隊の激戦地となる。そのため本陣を置くことは避けることになる。となると木々が茂る森となっている傾斜地に本陣を置くことになるのだが、騎馬隊が攻め込みにくい場所を選ぶと底から1番離れた標高が高い傾斜地が最善の選択肢となるだろう。

ただ、戦闘開始は平地で集合した状態から戦闘開始の合図で持ち場に移動するため、標高が高いと高いほど守備隊の到着が遅れることになるのだ。


「本陣をどこに置くか・・・」とアルベルトが悩んでいるようだ。

「俺は単純に1番上の山の頂上がいいと思うぞ!」とダミアンが真っ先に答えた。

「ただ、そこまでいく間に他のグループに旗を取られると終わりだぞ!」とヘンドリックが疑問を投げかけた。

「そうだよね。でも、実際、そんなに山登りが早い兵種ってなんだろう?」とアメリアが、

「うーん、アサシンとか?」とユリアーナが答えた。


「でも、騎馬隊と陣地の距離がありすぎると、私はどちらかにつかなければならなくなるわ。」とフリーダが、

「そうだよなー、フリーダには平地で戦う姫達の防御魔法と支援魔法が必須となるから、平地と森の境目が持ち場としてはベストになるよな!?」とスタンがそれとなく提案してみた。

「でも、その場合は、フリーダを守る役割も必要になるんじゃねえか?」とダミアンが、

「うーん、となると、後衛の3人の誰かが彼女を守ったとしても、本陣の防衛が手薄になるな。」とアルベルトが言った。

「では、僕がフリーダを守りながら攻め登る奴を射るということになるのかな!?」とヘンドリックがまとめた。

「本陣は、3年生の守備隊もいるがユリアーナとアメリアで大丈夫か?」とダミアンが心配しているようだ。

「それに特攻は俺とダミアンだけになるな」とスタンが言うと、

「でも、2人で連携を取ればイケるんじゃねえか!?」


「なるほど、その布陣でイケるような気がするが、問題はスタート後の陣地までの到着だな・・・

わかった! スタンとダミアン!君たちはいずれにしても山頂付近に布陣する各グループの本陣を攻めることになるわけだ。ということは、開始の合図があったらユリアーナとアメリアと一緒に4人でまずは本陣へダッシュで向かってくれ!その間小競り合いがあったとしてもユリアーナとアメリアの2人は応戦せずに本陣に向かってくれ!」とアルベルトが作戦をまとめた。

「よっし!わかった!それで行こう!!」


そして、各グループではお互い手の内を明かさないような訓練が進んでいた。

ダミアンとスタンの連携攻撃の訓練はなかなかのコンビネーションとなり、彼らに後衛からの支援魔法と魔法攻撃がカバーされればかなりの破壊力が期待できそうな内容となっていた。


1番気になる教皇派のAグループの動向であるが・・・

もちろん第3王女は本陣に控えることになるだろう。そしてタンク2人とメイジ2人が守る。

ホワイトナイトは10機、残る5人はアサシンであろうという推測が立ったようだ。

となると・・・スタン達の特攻ペアはアサシン達がこちらの本陣に到達する前に戦力を削ぐ必要があるため、対アサシン用の機敏な攻めが必須になるのだ。


そして、とうとう大会当日を迎えた。

各グループの旗印が王家の谷随所に確認されるといよいよスタートとなる。

平地には全学生が集合し、教授代表のゲルハルトの大会説明後の開会宣言で爆炎魔法が打ち上げられた。

「ババーン!!」


煙が燻る中全グループが持ち場に移動している。

騎馬隊は馬に乗り、陣形を固めて走り出し今にも騎馬戦が始まろうとしている時であった。

谷の上空が赤く光りシールドが砕けたような光景が見えたかと思うと、その隙間からレーザーガンが多数打ち込まれてきたのだ。


「あれはなんだ??」学生達が一体何事が起こったのかと驚きの表情である。

「この大会の演出なのか??」



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