天国への階段
耳を澄ませば、時期外れの秋の虫たちの泣き声が聞こえてくる。
日が暮れたところで、悠斗は、本日の夜のお楽しみタイムを満喫することにした。
コントラプション
(対象の生殖能力を一時的に停止する魔法)
道具を使用せずに、お手軽に避妊することが可能な『コントラプション』は、悠斗が長年をかけて追い求めていた悲願の魔法である。
避妊魔法を習得した悠斗の夜の生活は、益々と充実したものになっていた。
「んっ。どうだろうか。主君……! 私は上手くできているだろうか?」
「ああ。腕を上げたな。凄く良いぞ……!」
シルフィアの技を受けた悠斗は、天にも昇るような極上の気分を抱いてある。
少し教科書的に過ぎるきらいはあるものの、機械のように正確なテンポで繰り出される技は、なかなかにハイレベルなものがあった。
「次は私の番です。攻守交替ですよ。シルフィアさん」
「うむ。心得た」
シルフィアに変わって、奉仕を開始したのはスピカである。
異世界に召喚されて以来、女の子たちを攻めて、攻めて、攻め抜いてきた悠斗であったが、ここ最近は受けに回る楽しさに目覚めていた。
中でも『自分はベッドの上で寝転んでいるだけで後は女の子任せ』という『ハイパーマグロプレイ』は、最近の悠斗のお気に入りのプレイの1つになっていた。
(規制回避のために大幅な文章カットを行いました)
天にも昇る気持ち、とは、今まさに現在のような状況を指すのだろう。
女の子たちからの猛アタックを受けていた悠斗は、本当にこのまま天国に行ってしまうのではないかという錯覚を抱いていた。
プツリッ……。
刹那、悠斗の意識は暗転して、闇の中に落ちて行くことになる。
一体何故?
どうして夜のお楽しみの最中に意識を失うことになったのか?
悠斗がその答えを知るのは、随分と先の話になる。




