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実家満喫中! #04





 「ロルフ様!次の文字を教えてくださいまし!この文法はどのように使うのですか!?」



 「ん?ああ………それは慣れてないとわからないよな。これはな………」




 「ロルフ、僕にも文字教えて」



 「私が教えてあげるわよ!フィア!」



 「シエルはやだ。お兄さま、シエルと遊んでてあげてよ」



 「シエル~、俺とまたゆびずもうしよーぜ?次も俺が勝ってやるよ」



 「むむっ、もう負けないもん!」



 「………ふふっ」



 鍋をかき混ぜながら、リビングから聞こえてくる兄弟たちの楽しげな声に思わず笑みを零す。


 ロルフもシエルも楽しそう。2人とも近い年代の子と遊ぶどころか話すらしないから来る時は随分心配したけど、それは杞憂だったみたい。よかった。



 そんなことを思いながら、晩御飯の準備を進めた。





 * * *




 「わあっ、………」



 「おお~」



 「…………美味しそう」



 わたくし達3人は思わず口を開く。

 目の前には___美味しそうなカレーライス。城で出てくるような少量ではなく、結構な量のカレーライスとサラダが置かれている。




 これを作ったレイチェル様を見ると、不安そうな顔をしていた。



 「ごめんなさい、有り合わせしかなくて………」



 「いいえ!とても美味しそうです!」



 「美味しいよ」


 「お姉ちゃんのカレーは美味しいの!」




 ロルフ様とシエル様はレイチェル様の代わりと言わんばかりに胸を張る。対照にレイチェル様は肩を窄めた。その様子がおかしくて笑ってしまう。




 「ふふっ、では食べましょう。アド、フィア。


 いただきます」



 「「「いただきまーーーーす!」」」




 全員が同時にスプーンを持ってカレーを口にする。お野菜がゴロゴロ入っていて、甘みが口の中ではじける。




 「美味しい………!」



 「うまい!レイチェル!美味いぞ!」

 


 「………僕は城のカレーより好き」



 「あ、えと、………ありがとうございます」




 レイチェル様は私達の言葉にほ、と安堵の顔をした。それを見ていたロルフ様が口を開く。



 「……チェル姉、いい加減胸を張りなよ。チェル姉は凄いんだから」



 「うんうんっ、なんでも出来るんだよ!」



 「やめて!?身内自慢は恥ずかしいから!」



 レイチェル様は慌てて2人を止める。なんだか、城とは違うレイチェル様が新鮮で、新たな一面を知ることが出来て嬉しくなった。




 「ふふっ、わたくし、おかわりをしたいです」



 「お、おかわりはたくさんありますので、申し付けてくださ__「おかわり!」はいっ!」




 アドラオテルはいつの間にかカレー完食してレイチェル様に早速申しつけた。野菜たっぷりだから野菜嫌いのアドラオテルは食べないかも、なんて思ったのですが、とても美味しいのかニコニコだ。

 




 「俺あと五杯は食べる」



 「むむっ、なら私は十杯食べるもん!」



 「なら十五杯」




 「シエルは張り合うな」



 「アドもです」



 「………食事くらい静かにしたら?」



 「んもう、釣れない兄弟だぜ……それより、飯を食べたらトランプやろうぜ。持ってきたんだ」



 「とらんぷ!?やるー!ババ抜きー!」



 「シエル!立ち上がるな!」



 「はぁーい、フィアもやろうね?」



 「ぼ、僕は「やろうね?」…………はあ」



 「ふふふっ」





 ____わたくし達はこの後、沢山遊んだ。トランプはもちろん、ウノというもの、ショウギクズシという遊び、………すっかり仲良くなったレイチェル様の兄弟に、ずっとわたくしの口元は緩みっぱなしだった。












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