アニマル?閑話 ライバル誕生!?
○○…お前だったのか…。
~ドギヘルス軍前線基地 ハウル4視点~
ザワ…ザワザワ…
基地の掲示板に人だかりが出来ている。
「何だろうな、あれ。」
ハウリング隊の先輩が聞いて来る。
「何かの通達らしいが…。
今の俺達には余り関係なさそうだ。」
現在ハウリング隊は隊長と3名の隊員とその乗機4機を失い、活動停止状態に陥っている。
そう思ってしまうのも無理は無い。
自分も今すぐに出撃しろと言われても困る。
あの時の任務で感じた恐怖。
自機の後ろで爆散した爆撃機を目撃し、その圧倒的な性能の戦闘機がいつ襲って来るか、怯えた。
あの機体に襲われる夢を今でも見る。
「一応確認だけはした方がいいと思います。」
人だかりには、戦闘機のパイロットが多く見受けられる。
全ての任務で無事に帰れる者は全員ではない。
部隊の大規模な再編でもあるのだろう。
いつまでも基地で、シミュレーターで遊んでいるわけにもいかないだろう。
………………。
…………。
……。
人だかりを掻き分け、掲示板の前についた。
さて、通達の内容は…。
………。
…。
「おいおい、新型に乗れるって!?」
久しくなかった新型の登場。
その部隊の新設。
階級や軍歴に関係無く入隊希望者を募る内容だった。
初期の人数は12名。
…これはパイロット達がざわつく筈だ。
「先輩はどうします?」
参考までに聞く。
「………。
俺はパスだな…。
今の機体に慣れ切っちまってな…。」
なるほど、今更別の機体には乗れないと。
自分はまだ新人の部類だし、
「…。
お前は応募するんだろう?」
!
先輩が内心を当てて来る。
「最近の、いや。
あの任務の日からお前の目は負け犬の目だった。」
確かに、その通りだ…。
「でもただの怯えた目じゃねえ。
無力に嘆き力を渇望する目だった。」
隊長を置いて行かざるを得なかった自分を恨んだ。
「そこに新しい力を得るチャンスが舞い込んだ。
当然、飛びつくだろ?」
それがたとえ、自身の思う力で無かったとしても…
「やってみれば良いさ。
だめでもまあ、慰めてやる。」
やらない後悔よりやって後悔。
「俺ももう少し若ければな…。
てことで、お前に託した。」
意志は固まった。
「先輩、俺…。
やってみます!」
……………。
………。
…。
~数週間後~
辞令
( 要約 )
以外の12名を新設部隊へ異動とする
・(氏名が書かれている)
・( )
・
・
・
・ ボルト・ペルシアウス
・
・
ハウリング隊の4番手は力を得る資格を獲得した。
本日もう1話上がります




