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人に憧れた悪魔、星を見上げる -Care Work De↔amon-

最新エピソード掲載日:2026/06/18
千年以上を生きる高位の悪魔は、ある嵐の夜、孤独な老婆によって召喚される。しかし彼を待っていたのは、悪魔を「アグマさん」と呼ぶ風変わりな主(あるじ)だった。
威厳を示すべき場面だが、実は家事が大好きなこの悪魔。料理の腕に自信がある彼は少々心を躍らせ、自らノリノリでピンクのエプロンを出現させて身に纏うと、上機嫌で家事をこなしていく。

そんな微笑ましい日々の裏で、老婆の記憶は少しずつこぼれ落ちていた。彼女が患っていたのは「アルツハイマー型認知症」。徐々に出来ることが減っていく彼女を前に、悪魔は「老いる」という未知の現象に深い興味を抱く。彼女の行く末を最後まで見届けるため、悪魔は老婆の魂そのものに「百年の契約」を刻み、静かに寄り添い続けた。
それから5年半。老婆は悪魔に感謝の言葉を遺し、美しく儚く世を去る。

「残り九十四年。またあなたとの時間を刻み始めるその時まで――」

それから約150年が流れた現代。
悪魔は、かつて主が教えてくれた思い出の花の名から「阿久間紫苑(あくましおん)」と名乗り、人間社会の片隅で静かに暮らしていた。彼が身を置くのは、かつての主と同じように、人間たちが「老い」を迎え、その命の灯火を燃やすとある場所。悪魔としての力を隠し、ただの人間のスタッフとして、日々人々の生と死を観察していた。


社会から弾かれ、絶望した人間。
契約という魂のつながりを確認した紫苑は、
直接手を出さず、新しい可能性へと導く。
この再会をきっかけに、紫苑が止めていたはずの時間が再び動き始める。

果たして、百数十年前に魂へ刻んだ「百年の契約」の行方は?
不老不死の悪魔と、限られた時間を懸命に生きる人間たちが織りなす、優しくも切ない時をかけるヒューマンファンタジー、ここに開幕。―」
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