人物紹介及び設定 ※随時更新予定
※ 年齢は第一話時間軸(春の終わり頃)
○『緋炎眼』…両性具有者。地域によって吉祥の証、不吉の象徴、と意味合いが変わる。『赤目』と称して迫害される地域もある。
○基本、末子相続。成人は男女共に15歳で、婚約時期に決まりはないが婚儀を挙げるのは双方ともに15歳を越えてから。
※部族
◇『玉兎』…戦闘部族。大陸中央部にある木閠を主要居留地にしているがある理由によって大陸中央部を周回している。
◇『玖嵐』…商業と技巧の部族。『玉兎』と同盟関係にあり、行商の護衛は必ず『玉兎』がつく。『玉兎』の武具は全て請け負っている。女衆や老人、子供は基本的に木閠に定住している。
●唯織 15歳 腰に届く黒髪・緋色の瞳 春の終わり生まれ
幼少期に両親を、数日前に祖母を亡くし、許嫁に逃げられた不遇な人生な清楚な美少女
自己卑下的で自己主張はほとんどしないが、芯が強く努力家で真偽を見抜く
初めて会った悠真に攫われたが、無自覚に一目惚れしていたので無問題
●透歌 16歳 腰に届く白銀の髪・緋色の瞳 秋の初め生まれ
身持ちの悪い母親と渡り戦士の父親に捨てられる形となり、故郷の長夫妻に育てられた絶世の美少年
『赤目』と蔑まれる地域だが、『玉兎』と親交がある為まだ生活しやすかった
生真面目でしっかり者の努力家、やや潔癖だが、強引な雷勇にうっかり惚れて婚約した
※ 玉兎
●悠真 14歳 短く切った黒髪・橙色の瞳 冬の終わり生まれ
戦闘部族『玉兎』族長の末子で跡取り、成人前だが傭兵として活動中
姉(嫁いだので)以外の『緋炎眼』が初めてだったので、見に行って一目惚れ
不言実行が常で騒動の元になりやすいが、一途で献身的、若手随一の武芸者
●倫誓 44歳 刈り上げた黒髪・青色の瞳 夏の中頃の生まれ
戦闘部族『玉兎』族長(婿養子)、無精髭を生やしているが精悍な顔立ちの男前
いつも飄々とした笑みを浮かべているが、腹の底の見えない策略家(確実に悠凜は倫誓似)
『玉兎』の下流家系の次男だったが、先代族長の一人娘と恋仲になり婿入り
●悠慈 23歳 刈り上げた栗色の髪・橙色の瞳 夏の初め生まれ
戦闘部族『玉兎』族長の長子、母方の祖父に似て大柄で長身、鉄面皮
自由人な父と末弟に頭を悩ませる常識人、鉄拳制裁も厭わない
妻子持ち、長男は生まれて半年
●海花 17歳 肩で切りそろえた黒髪・黒色の瞳 夏の終わり生まれ
商業部族『玖嵐』出身の悠慈の妻、楚々とした美少女だが少々愉快犯気質
『玖嵐』の高家の末娘として生まれ、武芸は素人同然だが情報処理と計算は得意
実家は双子の弟が継ぐ予定
●悠凛 21歳 背の半ばほどの栗色の髪・緋色の瞳 春の中頃生まれ
戦闘部族『玉兎』族長の次子、柔らかく優美な美貌だが中性的
微笑みを絶やさずおっとりしているが、観察眼鋭く敵には容赦ない策略家
3年前に『玖嵐』の跡取り息子と結婚、現在妊娠中
●悠京 17歳 癖のある濃い栗色の短髪・青色の瞳 春の終わり生まれ
戦闘部族『玉兎』族長の三子、柔らかく優美な美形だが鉄面皮
軽口も冗談もノリが良いが、いささか鈍感だが情け深く同世代からの信頼厚い
心に決めた相手がいるが知るのは倫誓のみ、ちなみに、桐花ではない
●桐花 17歳 腰に届く淡い栗色の髪・紫色の瞳 夏の中頃生まれ
戦闘部族『玉兎』の上流家系出身、大きな猫目のきつめに整った容貌の美少女だが猪突猛進
非常に素直な気質だが、素直になれないのが玉の傷、海花と佳准は従姉弟
悠京に想いを寄せているが、成就することはない事を知るのは倫誓のみ
●雷勇 16歳 刈り上げた黒髪・黒色の瞳 夏の中頃生まれ
戦闘部族『玉兎』の武芸補佐高家跡取り、切れ長の瞳に頭抜けた長身の男前
百発百中の代名詞になるほどの精密射的の名手、愉快犯的だが情け深いしっかり者
行商で赴いた南の街で見初めた透歌にべた惚れ
●雷漸 54歳 刈り上げた灰茶髪・黒色の瞳 冬の中頃生まれ
戦闘部族『玉兎』の武芸補佐高家当主、武骨で大柄、背の高い男前
武芸の腕も確かだが、工房を構えて鍛冶仕事も行う器用さを持つ、鷹揚で寛大な人柄
厄介な縁談と雷勇の急な嫁取りに精神疲労度が半端ない今日この頃
※ 玖嵐
●千聡 16歳 腰に届く濃い栗色の髪・琥珀色の瞳 夏の初め生まれ
商業と技巧の部族『玖嵐』の孤児、愛嬌のある可愛らしい容貌で面倒見が良くしっかり者
明るく常に笑い、『玉兎』も含めて弓の早打ちの名手として有名
再来月に婚約者(次期族長の側近候補、高家跡取り)と婚礼を挙げる予定
●佳准 20歳 項を隠す黒髪・緑色の瞳 夏の中頃生まれ
商業と技巧の部族『玖嵐』の次期族長(一人息子)、穏やかな笑みを浮かべる非の打ち所のない美形
愉快犯的な悠凜に絶対の信頼を向け、幼少から口説きに口説いて嫁にもらった一途な情熱家
側近となる充泉達の世代の騒動を温かく見守るが、いつの間にか全てを把握している
●充泉 16歳 短く切った灰褐色の髪・灰色の瞳 秋の初め生まれ
商業と技巧の部族『玖嵐』の外交補佐高家跡取り、表情が少ないが柔らかく整った容貌の美少年
敢えて言わないことも多く口数も少ないが、佳准からも悠真からも信頼されている
婚約者である千聡にそうとは見えないがべた惚れで、引く手数多だったが総無視