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渡部君のメソッド(改革)  作者: maT
えっ、私が指導者ですか!?
3/5

そんなの卑怯だぞ

 フロア1階にて(11:40)

但馬「佐田さん、おはようございます」


佐田部長「但馬、おはよう。ちょうど良い所に来たな。今日から新卒の神道がOJT(オージェーティ)やるんだが、渡部が指導係に決まった」


但馬「またまた部長、卑怯な手使ったでしょう」


佐田部長「人聞きの悪いね、キミは。渡部君のフォロー頼んだよ」


 但馬の前から部長は颯爽と上りのエレベーターで姿を消した

 

 オフィス外(12:08)

一方その頃


自販機(おしるこorコーヒー)


―おしるこを選ぶ神道

神道「ふぅ(甘くて落ち着くぅー)」


但馬「よっ、こんなとこで何しとん?」


神道「おしるこ飲んでた」


但馬「部長から聞いたで。渡部と一緒にOJT(オージェーティ)って」


神道「早いですね情報。そうですよ。文句あるか」


但馬「まあまあ、そう喧嘩腰なるなって、ご飯、行こか」


神道「おしるこ」

 

但馬「まあまあ、俺が後で飲んだるさかいに行こうや」


―手首を引っ張る但馬

神道「痛いイタイ、わかった。話し合おう」


 カウンター席で(12:19)

天丼を頬張る神道―

神道「この天ぷらの茄子、旨い!」


但馬「ええやろ、お気に入りの店や。」


神道「なかなか雰囲気の良いお店だ」


但馬「今日はおごるで」


神道「俺ならば、専ら奢ってやるわ」


但馬「(なんかこの親近感)、好きやわ」


但馬は微笑みながらこちらを覗かせる―

神道「(ははーん)それはどうゆう意味だ」


但馬「まあまあ、気にするな、今度様子見に行くわ」


神道「そう言いつつサボるところカッコわるっ」


但馬「ひゃっひゃ、わかってんなぁ」


神道「やっぱり」


但馬「なに照れてんねん、

作業を見られるのが恥ずかしいのか?」


神道「そんなことない、別に」


但馬「素直じゃないな」


神道「いや、ホントだから、

ただ一人で黙々と作業がしたいだけ」


食事を終えて(13:50)

但馬「今日は奢ってくれるんだったよな」


神道「えぇ、思ってたんとちがう」


但馬「言うてたやんか、(俺なら奢ってやるわ)って」


神道「そんなの卑怯だぞ」


但馬「なんてなぁ(カード取出)」


カードを渡す

店員「レシートです。ありがとうぅござぃましたー」


神道「(お礼...照れくさいな)

あっそうだ、おしるこ捨てに行きたいので失礼します。」


但馬「なんや、まだ持ってたんかいな、先に戻ってるからな」


その場を立ち去る神道「ヒィー、上手くごまかせた」


 ―昼休憩後(12:45)

フロアにて

但馬「あっ、たかしや」


たかし「おぅ、外食か」


但馬「せやで、神道とや」


たかし「へぇー、そうなんや」


但馬「おもろいやつや、将来は化けるかもしれんで」


たかし「それはどうやろな、一度会ってみたいわ」


但馬「ほな、また」


たかし「おう」


一方休憩コーナーから出る渡部「ふぅ、さてと戻ろう」

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