その23「ロリ人間コンテスト①開戦」
決戦の朝日が昇った。ロリ人間コンテスト実行委員会委員長・カレルレンがおごそかに告げた。
【夜が明けた。これより第11回ロリ人間コンテストを開催zzzzzzzz】
エントリーNo.01 LO-426
病院内某所|AM5:00
ロリコンの朝は早い。彼女の朝一番の仕事は、病室内や宿直室で眠っている幼女達の寝息を採集することである。
【どうしてわざわざ寝息を?】
「科学的に考えても、覚醒状態の幼女息より休眠状態の幼女息の方がまろやかで、甘い感じがするのは必定。こうした日頃のたゆまぬ努力が、より多様な幼女息のストックにつながるのだ」
彼女の名前はLO-426。ロリコンタイプの医療従事アンドロイドである。
普段の仕事は病院内設備のメンテナンスだが、1級幼女鑑賞士の資格を持った幼女マイスターでもある。
「はじめは趣味程度だったな」
LO-426は語った。
「人間はたまにしかやってこないし、やってきても回復したら政府にひきとられてしまう。暇つぶしと思い幼女を話し相手にしはじめたのだ」
【仕事をしながらの資格勉強は大変だったのでは?】
「はぁ〜〜い、お着替えタイムだよ〜〜。あ、すまない、聞いてなかった」
病院屋上|AM11:00
【屋上で何をなさっているんですか?】
「みてわかるだろう。洗濯だ」
【洗……濯?】
女は、屋上のブルーシートの上にパンツを並べていた。
押収品のようにも見える。
【どうしてパンツだけ?】
「そもそも『幼女』は新陳代謝をしないから服が汚れにくい。とりたてて服装を洗濯する理由はないんだ」
【はあ……え? 結局どうしてパン】
「せんせー」「せんせー」「こっちきてー」
女は幼女達にも大変慕われている。病院内唯一の本物の医者として、幼女ナース達のカリスマ的存在なのだ。
【ロリ人間コンテストにかける意気込みのほどは?】
「当然、私が勝つ。ここは私のホームグラウンドだ。私の幼女が溢れるこの場所で、私が負けるわけがない」
「ちょおおおおっとまったーーーーですわーーーーー!!!」
派手な電子音が鳴り響いた。
「せんせー!」「そとでなにかはじまったよーー!」
電飾された海賊船が、水に沈んだ街を航行していた。
そのうちの一隻にトゥインクルがいた。
「トゥインクル?! なんだこれは?!」
「あなたの情欲大陸はここまでですわ! わかりませんの?! 刺激を求める海賊幼女達が昼寝をはじめていることに!」
その通りだった。ロリコン密着インタビューに退屈したらしい海賊幼女達は、ロリ人間コンテストそっちのけでうたた寝をはじめていたのである。
「なっ……昼寝をしている幼女達も素敵だろう! 君にだってその良さがわかるはずだ!」
「ふん! あなたは甘いのですわ! このロリ人間コンテスト……ロリを愛し『ロリに愛される』ことを競う戦い! 退屈されている時点で、あなたは大幅減点ですのよ!」
「ーーッ!!」
LO-426がフリーズした。手に持っていたパンツが風に飛ばされ、トゥインクルの手に渡った。トゥインクルはそれをかぶり宣言した。
「さあ! ここから先は私のショータイムですわ!」
エントリーNo.02 トゥインクル=トゥインクル 1st




