少女、強がりなお留守番
熱が出て風邪薬飲んで寝てたら一日経ってた。
更新できずに申し訳ない!
お父さんが出かけちゃった。ほんとうは一緒に行きたかったけどそれよりもしなきゃいけないのがあるの。
「あ、あのさ?これ持って行きたいんだけど……なんか容器ない?」
「……あ、あの……あの…………うぅ。」
「ちょ⁈泣かないで!三メートル以内に近寄ってないけど泣かれたらなんかヤバそう!」
知らない人と話すの苦手で、怖い。言いたいことあるのに上手く言えなくて泣きそうになるの。
そしたらテーブルのそばで男の人がわたわたしてる。近寄ろうとして、でも離れて、なんかちょっとお父さんみたいだなって思って、今日の事思い出して、それであの冒険者の人を思い出しちゃう。
お父さん、弱くないもん……。
お父さん、果物なくく困ってる人たち助けてるもん。それに、お父さんが木の棒振るとでっっっかい鳥さん落ちて来たり、五本のツノがある牛さん吹っ飛んだりするもん。
わたし、お父さん優しくて強いって言いたくて、でも怖くて言えなくて、それがイヤなの……。
だからお留守番して、ちょっとでも怖いの大丈夫になるんだもん!知らない人にちゃんと話せるようになるんだもん!
「お、お父さん……が………食べろって……言ってた…、だから…あの、だから……食べないとダメ……なの。」
上手く言えなくて、でも言い切れて、ちょっとホッとしたら涙が出てくるの。ちょっとだけなのに、お父さんいないの怖いよ。寂しいよ。
「いや、でも、婆ちゃんとか食わせたい奴等がいるんだ!俺なんかより、もっと大切な家族がいるんだ!」
男の人が叫ぶの、でもね、この人優しい人なんだって分かったよ?
ちょっと出た涙を拭って、わたしは思ったこと言う。
「ダメなの……お父さんがご飯持って行くから……食べないとダメなの。だって……倒れちゃうよ?」
痩せてて力無さそうな人、顔色すごく悪くて、足もフラフラしてる。
わたしわかる。一年前のわたしもお腹すいてフラフラしてた。多分同じ……。だから。
「お父さん、約束守るよ。……ぜったい助けるよ!……だから……だから、ご飯食べてくれないとお家の場所……わかんなくなっちゃう。」
上手く言えるかわかんなくて、お父さんの勇気がほしくて杖をぎゅーって握る。そしたらポカポカあったかいの。お父さん、頑張る!
いったら男の人がハッてして焦ってたのが収まった。
「……そう……だね。俺が倒れたらダメだよな。……お父さん、凄い人なのかな?」
「……凄いの。わたしね、お父さんがいるから生きてけるんだよ。お父さんがいなかったらわたし、死んでたの。」
一年前のドラゴン、怖かったけどお父さんすごく強くて、お母さんよりも凄い力見せてくれて、おとーさんよりもすごい魔力だった。
「だからね…お父さんが助けるって言ったから大丈夫なんだよ。」
思い出してポカポカしてきたから、わたしは笑うの……。
「そっか、俺の婆ちゃんも凄いんだ。上からのお達しでこの森の端っこに村作るとか言われてさ……。毎日辛いの分かってるのに自分の畑売って俺なんかのために来て、ご飯も……ばあちゃはいらねっとか……言っでざ……だがらだずげだい。」
男の人が言いながら泣き出して、わたしはどうしたらいいかわかんなくて、おろおろアワアワしてたら「ただいま…………え?何この状況?」ってお父さんが帰って来た。




