元勇者と少女(少女視点)
お父さんと暮らして一年経ったの……。
お父さんはお父さんじゃ無いから呼ぶのイヤだったけど、呼ぶと嬉しそうだから、呼んじゃって、それからずっとお父さん。
モモルが固くて美味しく無いって気が付いた時にね、お父さんわたしがなにも言ってないのにすぐに分かったんだよ?
なんでって聞いたら、顔に出てたって言って、見られてるのが恥ずかしくて、でも、嬉しい。
今でも偶にお母さんたちの夢見るけど、お父さん寝るときにずっとぎゅーしてくれるの。
だからね、起きてもお父さんの顔見たら安心できるの。
お父さんにね、服を買ってもらったの。胸のところにね、ピンクのリボンが付いてるお洋服。
下着はね、恥ずかしいから定員さんと一緒に買ったの…。
怖くて、息苦しくて、終わったらお父さんにぎゅーをいっぱいしてもらって落ち着いたの。
一年でね、一番嬉しかったのは誕生日の話をお父さんがしてね、あと3日って言ったらお父さん慌てて色々してたの。
誕生日にね、プレゼントはローブだったの。いつもお留守番はイヤだから、一緒が良いって言ったのお父さん覚えてくれてた。
嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて……帰り道ずっと頰を押さえるので忙しかった。
お家帰ったら大きい鏡の前でね、ローブを着た見たの…。
薄いピンクのローブ、リボンとか無いけどチクチクしなくて、柔らかくて、凄く嬉しくてピョンピョン跳ねて、転んじゃった。
その日の夜にね、お父さんがローブに何かしてるの見たんだ。トイレに行きたくて夜中に起きて、お父さんが横にいなくて、どこ?って探してたらリビングでローブに魔力を流してたの。
「よし、これで認識阻害も書けたし、物理無効、魔法超減衰、自動反撃各属性上位、も書いた。後はGPSもあれば完璧か?」
難しくてよくわかんない……。
「おとーさん、寝ない……の?」
眠くてこしこし目をこする。
「あ、起こしちゃった?」
おとーさんが苦笑いっていうのしてわたしに来い来いって手をしてくれて、わたしはおとーさんの膝の上に座る。
ここがわたしの特等席。
おとーさんと話をしようとしたんだけど、眠くて寝ちゃった。
けどね、ずっと覚えてるよ?おとーさん、ずっとわたしのお手手繋いでくれてたの……。
別の日にねお父さんと一緒にぼうけんしゃギルド?の場所に出かけたの。
横で売られてるモモンの練りパン、わたしが好きなパン。お父さんと一緒にお昼で食べたいなって思って、お腹空いてるけど我慢!
って思ってたけど、お父さんわたしが食べたいのなんでか分かるんだよ?恥ずかしくて、でも嬉しくて、お昼はお父さんの食べたいの食べようって決めるの。
だから、食べ切れるか分からないからパンをおすそ分け。お父さん、嬉しそうに食べた。わたしも嬉しくて、楽しい。
一年経ったリースの日常。ちなみに、人がいると感情を隠すリースの感情を読むのが主人公の最近の特技だったりします。
後、リースはモモルのことを言ってはいないが教えてはいる。




