027話 遭遇
「何言ってるんだよ。俺様が死ぬ事が有るなんて。」
「それが、ホント何だよ。頼む。お前はこの世界から元の世界に戻ってくれ。」
「何でシンに、言われないといけないんだ。」
「確かに、お前が死ぬ事が確信ではないけど信じてくれ。頼むよ。」
「それは、断る。」
俺様は、シンに背中を向けてイリアとブレスの所に向かった。
「何で……何で、いつも自分の事を一人で抱え込もうとするんだ。」
シンも、ゆっくり後をついていった。
「お~い、イリア。ブレスそろそろ移動するぞ。」
「旦那。早かったね。」
「お帰りなさい。」
「お…う。」
何で何で、この村のウルフがイリアとブレスとナナミの後ろに居た。
「イリア。ブレス今すぐそこから移動しろ。」
「どうしたの?」
ブレスは、後ろを見た。
「イリア。ナナミ。今すぐに移動しろ。」
ブレスは、大声で言った。その声に気づいたように狼もこっちを見て走ってきた。
「ナナミ。」
「わかったわ。シン行くよ。」
ナナミは、変形して銃に変わった。
「おい、シン何する気だよ。」
「黙れ。話しかけたら集中できないだろ。」
シンは、今までに見たことないくらい集中していた。
「ナナミ。ライフルブルーバードを使うぞ。」
「もう、後で色々お願いするからね。」
「わかったから、早く弾丸を込めろ。」
「は~い。」
銃は、青色に光った。それは、サファイアより薄く綺麗な光だった。
「シン何がどうなってるか。」
ブレスが、俺様の後ろから口を押さえた。そして、小さく耳元でブレスは言った。
「今の状態の二人には話しかけないでください。」
それは、どんな意味を持ってるから俺様はわからなかった。
「ナナミ準備は、できたか?」
「準備完了してるよ。」
準備の確認もしてから、シンは深呼吸した。そして、言葉を言ったと同時に撃った。
「ブルー・フィニッシュ。」
ドッカン
ものすごい早さで弾丸は狼目掛けて撃った。




