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017話 救い

「あんたは何が目的なんだ?」

「目的はないよ。ただ、この世界の何処かにある死の国に興味があるだけだよ。それには、最低条件で7体を殺らないといけないんだ。」

「あの国は危険なんだぞ。」

「そんなことは知ってるさ。」

「なら、行くのをやめるべきだ。」

「そんなのウイングが、決めることではないだろ。鎖に繋がれてもわからないとか、鈍くなったなウイング。」


鎖は、普通の鎖ではなかった。


「この鎖が普通じゃないのか?」

「それは、自分で確認しろ。」


ウイングは、確認のためにスキャンアイを使った。


「あれ?見えない。」


これが、鎖の能力。全ての能力を無に変える。


「わかっても、もう手遅れだけどね。」


空から小さい白くて丸いものが降ってきた。


「これは?」

「ウイングなら、知ってるはずだよ。」

「まさか!、アイスの能力?」

「正解だよ。アイスの能力の1つ、無だよ。」


無は、あらゆる物を凍らせてしまう能力。そして、1度凍ってしまったら逃げることは不可能になる。


「やめて、アイス。私達が争う理由はない。お願いアイス、目を覚まして。」

「無理だよ。今のアイスには、俺様の声以外届かないんだよ。」


そうしてる間にも、ウイングの体の神経はだんだん動かなくなってきてる。


「………………………………」

「どうした、もう抵抗はやめたのか?」

「そうだね。抵抗するのはやめないよ。私の能力を使って私自身を守る。そうしたら、アイスは無傷でいられる。」

「ふん、どうやって自分で自分を守るんだよ。」


ウイングの回りには、少し大きめの風が出てきた。ウイングを囲むように回りだした。


「おいおい、それはダメだろ。」


ウイングが使おうとしてるのは、あらゆる物を斬るウイニングカッターだった。それを、ウイングの回りに発動した。


「知ってるようね。これで、アイスの力を使っても私には届かない。」

「だけど、アイスの2つ目の能力ならどうかな?」


それは、冷気。マイナス10万の冷気を一気に噴射しようとしてる。


「うそ………、それも自由に発動ができるの…」

「できるさ。さて、どこまで耐えれるかな。」


冷気を一気に噴射した。ウイングは、その冷気をまともにくらいながら頑張ってい。


「うそ、ホントにヤバイわ。旦那助けて。」

「おいおい、弱気じゃねえか。」


ウイングは、自分の回りの風をうまく操作しながら冷気を避けているが限界があった。


「もう……、無理だわ…」


そして、ウイングの回りの風はきえた。


「ハハハハハ、死ね。」


また、ウイングに、向かって冷気を一気に噴射した。


「旦那ごめんなさい。」


ウイングは、目を閉じて死を覚悟したときだった。


「フレイムバーン。」


冷気は一気に蒸発した。


「これは、何が起きた。」


弟が上を見て目にしたのは俺様だった。


「ウイング、待たせたな。」

「旦那ありがとう…」


ウイングは、気を失った。

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