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熱交換推進器

 さて、宇宙で活動する上で、もっとも大事なのは「動力源」ではあるものの、もう一つ重要な問題がある。


 それは「推進器」の問題で要はバーニヤと呼ばれるものだ。


 現在の宇宙ロケットの構造は「()()()()()()()()()()()」ようなやり方を使っている。

 これは何故かと言うと、飛行機は「空気」を使って揚力を出しているし、車は「地面との摩擦」を利用して推進しているのだが、宇宙には一切の「空気」も「地面」もない。


 なので、どうしても「推進器」が必要になるのだが、これがなかなかに難しい。

 風船のような使い方だと、()()()()()使()()()()()()()()()()()()()()()()()()ので、普通に進むだけでも一苦労で、精密な燃料計算が必要になる。

 まあ、SFではこういった問題解決に色々と会った頭を捻る必要があったりする。


 この問題を解決するのが、「熱交換推進器」である。


 これは「熱エネルギー」をダイレクトに「推進力」に変えてくれる技術で、()()()()()使()()()()()()()()()、無重力下でも推進力が発生する。

 元々、エンジンなどの推進器は「7割が周りを熱くしてるだけ」なので、そういった熱を応用できるのは大きい。

 そもそも「冷却」の為に放熱板などを使っているのが現在の機械だが、これのお陰で、エンジンを「回す」必要が無くなっただけでなく、熱を吸収してエネルギーに変えるので、「勝手に冷める」というありがたい機能が付いただけでなく、車が「空を飛ぶ」ようにもなった。 


 またどの動力を使っても熱は出てくるので、そういった熱を全て使う機械があることで、宇宙空間でも推進出来る。


 欠点は逆に「熱くならない」代わりに「熱源」としては使えないので、温かくする物には不向きにはなったが、この辺はトリヘキサイクルエンジンのお陰で、「石油」がかなり安価で使えるようになったから、そこから、熱を作っている。


 もう一つの欠点として、「すぐに止まってくれない」という点。

 熱を吸い取るのだが、この吸い取る速度には若干のタイムラグがかかるので、推進器は常に二つセットになっており、単純に止まるときは推進器を向かい合わせにすることで、→←こういう均衡状態を作って止めている。


 この世界ではこれを多用して、宇宙での推進力を使っている。


 

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