2407話 触手は焼却だぁ!
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は世界剣樹ー下海層シードレアの第五階層に挑んでいたな!
あの階層は触手が巨大化していったのだが、まともに取り合っていたら倒しきれないレベルまで来てしまっていた。
もはやフロアの完全制覇を目指すのは不可能と断言していいくらい、俺の手には負えなくなってきたわけだな!
というわけでやって来ました草原エリア……世界剣樹ダンジョン!
ーーーーーー【世界剣樹ー下海層シードレアー6階】ーーーーーー
この階層に到達した途端、部屋が急に広くなっていた。
ということは、通常の世界剣樹ダンジョンにもあった仕様と同じなら……
【WARNING!】
【Monster house】
俺がフロアに立ち入ると、そこでは天井から次々に降り注いでくる種モンスターの姿があった!
アナウンスにも流れたようにここはダンジョンものではありがちなシステム……モンスターハウスが発生していたわけだ。
この第6階層は見渡した感じ一つの部屋しかないようで探索の必要はないんだが、敵もめちゃくちゃ発生しているから悲惨な状況になるのは火を見るよりも明らかだ!
しかも、攻撃方法が様々な触手たちが一挙に押し寄せるのでそれぞれに瞬時に対応しないといけないというおまけつき!
もはや地獄以外なんと表現したらいいのか分からないぞ……
というわけで俺ははなから探索という選択肢を頭から外して一気に駆け抜けていく。
俺の行く手を阻む触手だけを最低限切り裂いていき、後は無視して次の階層に進めるためのポイントを探していくわけだな!
……通常の世界剣樹ダンジョンでもそうだったが、ここでは流石に変身スキルを解禁しないといけないのは明らかだ。
【検証班長】による最適化されたちゃんとしたチャートですらそれを前提としていたくらいだ。
というわけで、この状況で選ぶべき変身形態は……
これだ!
スキル発動!【深淵纏縛Л】!
俺は漆黒の鎧を纏った【ガルザヴォーク】の暗黒騎士フォームへと変身していった!
深淵種族の中でも最高火力を持つ【ガルザヴォーク】の姿なら、どれだけ窮地に陥っても正面から突破できるだけの力を発揮できるからな!
初見のモンスターハウスを一人で突破するなら選択肢としてアリだと思うぞ!
そして、スキル発動!【深淵煉獄】!
俺は黒炎を撒き散らしていき、触手たちを焼き殺していった。
俺の包丁で倒せるくらいだから、【ガルザヴォーク】の黒炎はオーバーキルと言っても過言ではないぞ!
だが、今はオーバーキルになるとしても手数をかけないことを優先したわけだ。
このまま正面突破させてもらうぞ!
…………………………
うおおおおおお!
スキル発動!【深淵煉獄】!
……………………………
もう一回!
スキル発動!【深淵煉獄】!
………………………………
さらにもう一回!
スキル発動!【深淵煉獄】!
………………………………
俺は馬鹿の一つ覚えのように【深淵煉獄】を何度も使用していき、突き進んでいった。
そして起きたことといえば……
やばい、ガス欠になりそう……
【ガルザヴォーク】の姿で使うスキルの【深淵煉獄】や【覇道竜陣】、【覇道逆鱗】は他のスキルたちと比べても明らかに燃費が悪い。
スポーツカーで一般道を走るとかそういうレベルだ。
基本スペックとしては深淵種族の中でも高いんだが、これがネックで中々使う機会がないんだよなぁ……
そうして、何とか次の階層に進むことが出来るポイントを見つけたのだが、ここから次に進んだところでガス欠の状態でレイドボスと戦えるとは思えないのであとはモンスターハウスで触手を倒す訓練をしてログアウトしたのだった……
カッカッカッ!
大いなる力には大いなる代償を伴うのだ。
適切に扱うのも己の力量だのぅ……
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




