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2372/2385

2372話 決戦前日

 【Raid Battle!】


 【包丁戦士】


 【包丁を冠する君主】

 【深淵域の管理者】

 【『sin』暴食大罪を司る悪魔】


【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】

【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】

【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】



 【聖獣を担うが故に】


 【深淵へ誘い】


 【聖邪の境界を流転させる】


 【責務放棄により】


 【境界を見守り】


 【管理することを強いられる】


 【会うは別れの始め】


 【合わせ物は離れ物】


 【産声は死の始まり】


 【この世の栄誉は去ってゆく】


 【故に永遠なるものなど存在しない】


 【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】


 【ああ……この世は無情である】




 【ワールドアナウンス】


 【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】


 【レイドバトルを開始します】



 はい、今日も元気にログイン!

 昨日は【釣竿剣士】にこれまで何をしていたのか聞きに行っていたな。

 生産アイテムの輸送護衛をしていたとのことで、確かにキモいザリガニエネミー軍団が跋扈している沼地エリアや海エリアを安全に運ぶためには【釣竿剣士】レベルのプレイヤーがいると安定したことだろう。

 俺的にはちょっともったいない気もするんだが、戦争のプロである【ロイス=キャメル】が決めた配置なら俺も異存はない。

 それに【釣竿剣士】も嬉しそうだったから良かったよ。






 


 というわけでやって来ました海エリア!

 ここには【海図航海士】、【ロイス=キャメル】、【マキ】、【釣竿剣士】、そして俺……【包丁戦士】が集まって一つのテーブルを囲んでいた。



 「お嬢さんも来たことで会議を始めさせてもらうとしよう。

 私としては【カニタマ】攻略の総力戦をそろそろ始める頃合いだと考えている。

 皆の意見を聞いておきたかったのだよ」



 なるほどな。

 それは確かにこれくらいのメンバーを集める理由になるか。

 


 「俺としてはもう少し準備をしたい所存。

 俺自身が不十分?」

 「いや、【海図航海士】君はこの状態で問題あるまい。

 漠然とした不安があるのは承知しているが、その部分は我々ステッキ次元からの補佐……シャルルやエラが補うことで問題あるまい?」

 「【ロイス=キャメル】さんが言うなら……

 無問題?」



 【海図航海士】は半分しぶしぶと言った感じだが納得したようだった。

 それで他の連中は?

 

  

 「生産プレイヤーなら当然挑むべきと進言します!

 これ以上長期的に戦闘をし続けると私のクランメンバーへの負担も続いてしまうことになりますからね。

 常用的な生産アイテムの作成が必要なのは分かっていますけど、創作的な活動もそろそろさせてあげたいですからね」

 「軍需は景気を良くするが、一方で市民の活動を強いることになる。

 それは理解していたつもりなのだが、やはりこの場でもそれが議論に上がってきたわけか。

 無論、私の方針としても相違ないのでその申し出は受けよう。

 やはり早急に解決すべきだったわけだ」



 

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