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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
卒業式編
660/688

第660巻

幌が琴子を連れてきたのは、高校そばにある枝垂れ桜がある公園だ。

スゥと空気が呼吸をしている。

爽やかな昼過ぎの空気だ。

「いろいろあったよな」

枝垂れ桜は、今が見頃だ。

卒業生を祝福し、これからの進路を照らすように輝いている。

「せやな」

わずかな雲が、一瞬だけ太陽を隠す。

その瞬間、幌は琴子を見る。

隠された光は、桜の花びらに淡く反射し、そこから乱れて世界を照らす。

一条一条の光はただ、この刹那のために生まれてきたようだった。

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