表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蛇に転生しました。勇者か魔王になろうと思います。  作者: 松明ノ音
【魔物編】魔性の蛇は邪眼の大蛇になった。
63/126

夕焼けと遥か遠く




 何本もの枝葉が顔に当たる。それを突き破って見えたのは、夕焼けだった。


「うっお……!」


「うわぁ……!」


 思えば、生まれて初めて空を見る。《義ある多頭の邪蛇》になって、色覚が増していてよかった。ずっと鬱蒼とした森の中だったのだ。


 そこでずっと地を這って生きてきた俺には、初めて目にする景色。


 美しい橙。大きな太陽。


 オレンジに染まる森。


 当たり前のことだ。生まれて見たことがなかったのでわからなかったが、空はどこまでも続いている。


 世界はどこまでも続いている。


 美しいという感情も、生まれて初めて抱いた。人の目であれば、もっと美しいのだろう。


「風が、気持ちええなぁ!」


 相棒は幼女らしい声音に戻ってはしゃいでいる。感傷には浸り終えたようだ、


「ああ。これは、素晴らしい……!」


 尾を力強く下に振ることで、落ちるどころかさらに浮き上がれるのは《空中戦LV4》に上がったおかげだろう。水泳のバタフライっぽい。


 しかし、初めて上から森を見たのだが――、森続きすぎじゃね?


 空に果てはないし、大地も果てしない。


 それはいいけど、森も果てしない。


 ものっすごく北の遠くに、何やら高い建造物がある気はするが、何かまではわからない。


 対して南を頭の一つで見やれば、森の終わりと何やら町のようなものが見える。


 ――ふむ。どうやら俺は、かなり森の浅いところで生まれ落ちたらしい。


 北上すれば、強い魔物が増えていくということは、あの遥かな建造物には魔王でもいるのだろうか。


 空の風を感じながら思考していたが、相棒の声で我に返る。


「あいぼー、鳥が来てんで?」


 三時の方向を見るに、数羽の鳥がこちらへ向かっている。


 今までに見たことがないほどに大きい。


「デカいな。初めて見る魔物だし、一回降りるか?」


「せやな」


 最近は、関西弁と老人が混じったような喋り方になっていた相棒だったが、関西弁幼女に戻っていた。


 一応は女王として部下の前では気を張っていたのだと思うと、いじらしい。


 下降しながら枝葉を《薙ぎ払うLV4》し、再び大地へと着地する。




 水泳のバタフライっぽい。

 相棒ははしゃぎながらも、ヘアアクセのような六つの眼で周囲を警戒もしている。

 黒髪がばっさばさとなびいているのに、胸のあたりの髪は不思議な力で固定されている。

 不思議に思い《解析LV8》で観てみると、


    『小説家になろう利用規約第14条6項』


という反応だった。

 何か危険な匂いを感じたので、これ以上触れてはならないのだろうと理解した。

 第一部分みたいなことになってしまう。

 戯言はさておき。

 初めて上から森を見たのだが……、森続きすぎじゃね?




↑という部分もありましたが、削除しました。メタはよくないね。そんな面白くないし。


 ブクマ評価感想ありがとうございます! 作者のモチベがブッチ上がっております!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ