第101話 burgers
コンコン。
しろちゃん「博士、ドア開けていい?」
シロウ「どした、しろちゃん?」
しろちゃん「ちょっと話があるんだけど?これ食後のコーヒー、どうぞ♪」
シロウ「おう、サンキュ。ちょうど俺も、しろちゃんに聞きたいことがあったからいいよ♪」
しろちゃんは、お肉屋さんでの出来事を博士に話したのでした。
シロウ「バグねぇ、言い得て妙というか。そもそも生物は、大なり小なりプログラムされたかのような行動を無意識のうちに取ってたりするもんなんだよ。遺伝子なんかも関係してたりしててね、一見逆らってるつもりでも、そこにはなんらかの行動原理や理由というものが存在しているんだよ」
しろちゃん「自由にしてるつもりでも?」
シロウ「そうだな。逆に今すぐ自由になんでもして構わないって言われても、どうするか悩んだり、予想範囲内の思考しか浮かばないというのもプログラム通りに従ってるからだとは思わないかい?(笑)ただ、しろちゃんがプログラム通りの行動をしない、予測が全くつかない行動をとるという点においては俺もバグの可能性を考えたことがある。が、プログラム自体には問題が全く見当たらなかったよ(笑)」
しろちゃん「不思議だね(笑)」
シロウ「だから彼らもそう思ったのかもしれない。ただね、宇宙全体から見れば、この地球も地球人もその他の生物もバグみたいなもんじゃないかな?他に類を見ない奇跡のような星なんだし」
しろちゃん「うん、言われてみれば確かにそうだね♪」
シロウ「それにけして悪い意味でとは思われてないわけだろ、そこまで気にすることもないんじゃないか?」
しろちゃん「わかった♪ところで博士の聞きたいことって何?」
シロウ「今日のコロッケのことなんだけどね。あそこのコロッケ、前より小さくなってるよな?俺の気のせいじゃないとおもうんだけど」
しろちゃん「うん。確かに小さくなってるよ、値段は上がってるのにね。ほんと世知辛い世の中だよ」
シロウ「モ○もバーガー小さくなってないか?バー○ンで感覚がおかしくなってるのかもしれないけど」
しろちゃん「さぁ、わかんない。博士が成長して大きくなったから小さく感じるのかも?最近、どこも高くなってるからバーガー屋さんに行ってないもん。てか博士の聞きたいことってそれのこと?」
シロウ「いや今日の晩御飯のことなんだけど、なんで俺のコロッケだけが1個少なかったのかなぁ?って」
しろちゃん「あーそれね、帰りに自分がアツアツのを1個食べたからだよ」
シロウ「確かに、アツアツの美味しいもんな♪」
しろちゃん「うん♪ちょっと口の中ヤケドしちゃったけどね(笑)」
シロウ「でもさ、しろちゃんが1個帰りに食べちゃったなら、しろちゃんのが普通1個減るんじゃないかな?」
しろちゃん「あ!確かにそう言われてみればそうだね、今まで気づかなかったよ(笑)」
シロウ「そっかぁ。てめ、このやろ〜気づいてないわけがないだろ!俺のコロッケ返せ!(笑)」
しろちゃん「いやいや、だって買いに行ったのは私だし」
シロウ「お金を出したのは俺だよな?」
しろちゃん「そうだよ♪でも買いに行った私の労力を補填しないと計算が合わないよ。でも博士のおっしゃることも少しはわかるので、次回からは1個余分に買うことにするてのはどう?」
シロウ「なるほど、ソレは名案だ。そうか、しろちゃんが買いに行ってくれた労力の対価というのが抜けていたんだ。これは失敬した、じゃあ次回からはそうするようにしよう♪」
しろちゃん「わかってくれたら良いよ♪じゃ、コーヒー冷めないうちに飲んでね。おやすみなさい♪」
シロウ「うん、ありがとうな♪おやすみなさい」
なんだかまんまと、しろちゃんに嵌められているような気もしますが。仲が良いことは良いことなので、めでたしめでたしなのでした♪




