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第67話 しろたんと、おちょぼん一族(ファミリー)

今回はそこら中にあるごくごく普通の家庭を描きました。けしてホラー回ではありません(笑)



しろちゃん「今日は、うちのしろたんをお食事にお招きしていただきまして、ありがとうございます♪」


おちょぼんのママ(以下おちょママ)「いいえ、ご丁寧に♪こちらこそいつも、おちょぼんが仲良くしていただいているそうでありがとうございます。ね、おちょぼん♪」


おちょぼん「うん♪しろたん、ずっ友だよ」


しろたん「うん♪」


おちょママ「では、しろちゃん。私たち、これから少し急ぎますので、ご挨拶はこれぐらいにさせていただきますね。怪物(おかあさま)を待たせるわけにはいかないものですから。でわ♪」


 しろちゃんは一瞬、おちょママとの会話のなかで何かを聞き違えたような気がしたがおそらく気のせいだろうとおもい、しろたんを乗せた車を見送ったのでした。


おちょぼん「しろたん、今日ほんとはね?おうちにお招きしたかったんだけど。おばあちゃまがせっかくお友達が来るのなら一緒にお食事しようって言い出して」


おちょママ「、、、。私の手料理を出すよりもお店のほうが安全でしょ?あの悪魔(おかあさま)に何を言われるか考えただけでも恐ろしい」


 しろたんは一瞬、おちょぼんとおちょママとの会話のなかで何かを聞き違えたような気がしたが、おそらく気のせいだろうとおもいながら車窓から見える景色を眺めた。


 そして目的地のお店に車が到着すると、しろたんの知っている顔がそこにあった。


おちょぼん「おばぁちゃま、おじいちゃんお待たせ♪」


おちょママ「お待たせしました、お母様。今日も素敵なお着物ですわね♪それとお父様、少しおやつれになられたような?」


 硬直する、しろたんとお父様の様子を見て


お母様「あら、お二人ともお知り合いなのかしら?」と。


おちょぼん「しろたん、びっくりしたでしょ?うちのおじいちゃんが、まさか学校の校長先生だもんね(笑)」

 

 しろたんはコクコクと頷いた。


お母様「あら、そういうことなのね♪まるで犬小屋に住んでる人でも見たような表情だったから(笑)」


おじいちゃん「うちの生徒さんだから知ってるよね(笑)ささ、こんな所ではなんですから、お店に入りましょう♪」


 そして。


店員さん「た、大変申し訳ございません!本日天ぷら盛り合わせのほうは残り2皿までしかご用意できませんでして、、、。」


お母様「あら、あなた別にそんな死にそうな顔で謝らなくてもよろしくてよ(笑)じゃあ、天ぷらの盛り合わせは2皿頼んでそれをみんなで取り分けたらよろしいでしょう」


おちょママ「さすが、お母様♪私もそれが最良だと思います」


 そして、お料理が運ばれてきて


お母様「こうしてみんなで食卓を囲むとまるで誰かさんのお通夜みたいね?(笑)」


おじいちゃん「はは、誰のでしょうかね?生前葬というのは聞いたことありますけど(笑)あ、今の時期ですから梅雨と通夜がかかってるとか?なんちゃって」


 一同、シーン。


おちょママ「お母様は何をいただかれます?」


お母様「私はあとでいいから子供たちから分けてあげてちょうだい。そうね、エビとかお好きかしら?しろたん」


しろたん「はい、大好きです!」


おちょぼん「私もエビがいい♪」


 おちょママがテキパキと取り分ける。


おちょママ「で、大葉は〜お父様ね」


おじいちゃん「嬉しいなぁ〜♪大葉ばかりこんなに(笑)大葉は身体にいいですからねぇ」


 おちょぼんは小声で「おじいちゃん、コレあげるから元気出して」と耳打ちをした。そして机の下から、おじいちゃんに手渡されたのは尾っぽに2センチほど身が残されたエビの天ぷらでした。


 そして食事が終わり。


お母様「今日はこうして、おちょぼんとお友達のしろたんにも会えてとても良かったわ♪これからも仲良くしてね?」


しろたん「はい!ごちそうさまでした!」


お母様「ほんとお利口さんね♪誰かさんと違って。あなたは最近お仕事が忙しいようで小屋にもしばらく帰ってないようですけど」


おじいちゃん「いや私も忙しい身ですが、こうして、おちょぼんのお友達とお食事ができて幸せですよ」


 そして帰りの車の中で


おちょぼん「おじいちゃんは昔、おばあちゃまに助けてもらったから頭があがらないらしいの(笑)でも、あー見えて仲良しだから気にしないでね♪」


おちょママ「そうね、でも本当は少し違うのよ。おじいちゃんはね?唯一、あのお母様から逃げようとした男性だから夫にされてしまったのよ(笑)フフフ、アッハッハ♪」


 おちょママは不敵な笑みを浮かべながらそう答えた。そして車が、しろたんのお家に到着し


おちょぼん「これからもよろしくね、しろたん♪」


しろたん「うん、今日はごちそうありがとうございさまでした♪」


おちょママ「私も楽しかったわ、お母様のご機嫌がよろしかったことですし。しろたん、また来てね♪」


 おちょママの車が走り去るのを見届けると、しろたんはなんだかドーっと疲れるのを感じたのでした。めでたしめでたし♪


しろちゃんがサイコ果汁1%だとすると、お母様は果汁100%濃縮非還元くらいだと思われます。でも書いていて楽しかったです。

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